【賃貸暮らし宣言】老後にこそ「マイホーム」

本ブログはアフィリエイト広告を利用しています

雑記
この記事は約5分で読めます。

こんにちは、nyanco! です。
「マイホーム」か「賃貸」か。
こちらの問題に言及している記事は山ほどあります。
そしてその記事の結論はどちらかと言えば「マイホーム」に軍配が上がっている記事が多い印象です。

色々な記事を読みながら思った私の考えは、結論からいいますと、
『あえてシニア世代あたりまで「賃貸」で暮らしながらキャッシュを積み立て、その後身の丈にあった「マイホーム」を購入する』
です。
上記の考えに至った経緯を以下にまとめます。

スポンサーリンク

賃貸は本当に「損」なのか?

「家賃」はいわゆる「捨て金」で、払い続けるだけで何も残らない。
単純に損をしているイメージですが、本当にそうでしょうか?
私は「家賃」から以下のメリットを見い出せます。

  • 住む場所が確保されている
  • 固定資産税を払わなくてよい
  • 修繕費を積み立てる必要なし。古くなれば引っ越せばよい
  • 毎月の支出が一定なので、資金積立の計画が立てやすい
  • 騒音問題や隣人が奇人でも引っ越せばよい
  • 転勤や子どもが学校に馴染めない時などにも引っ越せばよい

などなど、享受しているメリットはあります。

一方、デメリットは以下のようなものでしょうか。
自分なりの対応策とともに以下に記します。

  • 壁に穴が開けれないなどの問題
    →最近では一切壁にダメージが残らないもの(ディアウォールや突っ張り棒を駆使する)や、壁美人やハイパーピンなど壁へのダメージを最小限で壁に棚が作れたりするものなど、賃貸でも工夫次第でプチリフォームは可能
  • ペットと一緒に暮らせない
    →まだまだ数は少ないですが、動物可の賃貸は確実に増えています。「ペットは家族」という世の中の流れから今後、その数が増えていくことも期待もできます。
  • 老後、収入がなくなり家賃が払えなくなったら住む家がなくなる
    →私のプランでは、「シニア世代に家を買う」というものです。賃貸の方が支出は一定なので、資金を積み立てやすく、目標額貯まった時点で全額もしくは大部分キャッシュでマイホームを購入します。
    そもそも、お金がなくなったら持ち家でもアウトです。最低でも固定資産税の支払い義務があるので。

一方、マイホームは?

対する「マイホーム」は、ローンを完済すると「家」が自分の物として残ります。
しかし、以下の固定費は引き続き家を保有している限り必要です。

  • 固定資産税
  • 修繕費用
  • 管理費(マンション)
  • 修繕積立金(マンション)
  • 駐車場代(マンション)
  • 駐輪場代(マンション)

上記に加え、ローンの利息も借入額にもよりますが、数百万〜とかなり高額です。

また、新築で買ったとしても、35年ローン完済後は築35年という、住宅年齢でいうとシニア世代に突入しており、長持ちさせるならメンテナンスは必須。
長期間、ローン返済で毎月家賃並かそれ以上の額を払い続け、ようやく手に入れた「マイホーム」が、すでに「おじいちゃん」並に歳をとっていると考えると。。なんだか悲しくなってきませんか?

また、家は「資産」と良く言われますが、築35年の家は資産と呼べるでしょうか。
買った当時は新築で、デザイン・設備なども最新かも知れませんが、35年も経つとそれは「一昔前のもの」でしかないでしょう。
売りに出したとて、あちこちメンテナンスが必要な35歳の家、あなたは欲しいと思いますか?
いくら適切な修繕をしていたとしても、35年という築年数で候補から外れそうですよね。
つまりローン完済後に手に入るのは、「家賃よりは少ない固定コスト」を払い続けなければならない、「売り出しにくい老朽化した家」ということになります。

まとめ

以上の事柄から、「賃貸で資金を積み立てつつ、シニア世代で一定額貯まったらその年齢の身の丈にあった家をキャッシュもしくは少額ローンで買う」というプランが自分にはしっくりくるという結論となりました。
シニア世代で家を買うことは、以下のようなメリットもあります。

  • 子供が巣立っていれば、子供部屋を確保する必要がなく、必要最低限の間取りを検討できる
  • 新築なら十数年はメンテナンスを気にかける必要がない
  • 老後をより身近に感じる年齢なので、バリアフリーや生活動線などを意識した家をチョイスできる
  • 定年退職後であれば、駅前にこだわる必要もなくなり、より安価で家が手に入る
  • 人口減少問題・空き家問題などから、地域によっては不動産価格が大幅に下がる可能性もある

いかがでしょうか。
そもそも、35年ローンという制度は、「終身雇用・年功賃金」が崩壊した現在では過去の遺物だと思っています。
どんな大企業に勤務していようと、昇給はおろか突然リストラされたり倒産したり、海外企業に買収されたりと、今の時代何が起こるか分かりません。
そんな時代に、35年分の借金を背負うのは狂気じみていると思うのです。

不動産屋の営業さんはこう言います。

「誰だって家を購入するのは不安です。でも、どうにかなりますよ」
「住宅ローン審査も通過してますし、大丈夫ですよ」
「今後、昇給やボーナスも期待できますし、繰り上げ返済を頑張れば返済に35年もかかりませんよ」

その気になってしまう後押しの言葉。
「なんとかなるのかなぁ」という気持ちになってしまいます。
でも…もし、数十年後に「なんとかならなくなって破綻した」としても、彼らはその発言に「責任」は持ちません。
当たり前ですよね。
所詮は「後押しの言葉」をかけたに過ぎず、最終ジャッジをしたのは買い手の「自分」なのですから。
あくまで彼らは「営業」で、「家を売るのが仕事」。
売る側の立場になって考えると「営業トーク」として「希望的観測」を入れたくなる気持ちも分かります。
そもそも、「希望的観測」で考えないと成り立たない返済計画は、「身の丈にあってない」ということです。

35年という長期間返済をしなければならない膨大な借金をして家を買う、という時代は終わったと思います。
それでも、「持ち家思想・マイホーム思想」を煽るようなCMは後を絶たないし、フラット35などの制度はまるで消費者目線の立場で背中を押してきます。
「持ち家時代」は終わったといえど、不動産屋や銀行など家を売るサイドはまだまだ「家を売る」ことは旨味があるビジネスなのでしょう。
それは、「家を買ってようやく一人前」「いい年して賃貸なんて…」といった古い考え方にとらわれたままの、時代の変化に気づいていない人がまだまだ多いということなんでしょうね。

いかがでしたでしょうか。
専門家でもなんでもない素人の意見なので、突っ込みどころ満載だとは思いますが、「このような考え方もあるんだ」と何かの参考材料になれば幸いです。

それでは!

コメント