とっちゃん@nyanco! です。
今回は「タブ区切りテキスト(TSVファイル)」と「CSVファイル」について調べてみたよというお話です。
「タブ区切りテキスト」とは?
「タブ区切りテキスト」、あまり聞き慣れない方も多いのではないでしょうか。
簡単に説明すると、その名の通り「タブ」という記号で区切られたテキストファイルのことです。
▼下記でいうと水色の「>」が「タブ」です。

テキストで表示すると▼こんな感じです。
種類【タブ】名称【タブ】英語
果物【タブ】リンゴ【タブ】apple
果物【タブ】みかん【タブ】orange
野菜【タブ】トマト【タブ】tomato
野菜【タブ】玉ねぎ【タブ】onion
「tab」キーを押すと入力ができる記号ですが、Windows標準の「メモ帳」など一部のソフトでは▼下記のように「全角スペース」と区別がつきません。

なので「タブ」を扱う時は、「タブ」を視覚的に見えるようにできる「Mery」などの高機能テキストエディタで作業するのが望ましいですにゃ~
「タブ」で区切る意味は?
「タブ区切りテキスト」の定義はなんとなく分かったけど、ソフトによっては見えない「タブ」記号で区切る意味は一体何?という疑問が湧いたかも知れません。
まずは下記をご覧ください。

先程の「タブ区切りテキスト」をエクセルで読み込んだものですが、「タブ」で区切った箇所が「セル」になっているのが分かるかと思います。
「タブ」で区切るとエクセルの「セル」になるというイメージです。
つまり「タブ区切りテキスト」とは、テキストファイルでありながらエクセルの「表(ひょう)」データのような中身になっているといえます。
表としての見やすさは、圧倒的にエクセルの方が上ですにゃ~
なら、わざわざテキストファイルでやらずにエクセルでやれば良いのにという声が聞こえてきそうですが、このような「表」データを扱いたいけどエクセルデータではやり取りできないという場面で、この「タブ区切りテキスト」が役立つというわけです。
「タブ区切りテキスト」は「データベース」管理で良く扱われる
「タブ区切りテキスト」が良く利用されるのは、下記のようないわゆる「データベース」を管理する時です。
- WordPress
- システム
- MySQL
データベースの中身を書き出す(エクスポート)、読み込む(インポート)などの時に「タブ区切りテキスト」が使われます。
エクセルファイルのままでは直接データベースに読み込みできませんが、エクセルから「名前を付けて保存」→「テキスト(タブ区切り)(*.txt)」で「タブ区切りテキスト」として書き出せるので、編集時はエクセル、データベースに戻す時は「タブ区切りテキスト」といった運用ができます。
「タブ区切りテキスト」=「TSVファイル」
ちなみに「タブ区切りテキスト」は「TSV(ティーエスブイ)ファイル」とも言われます。
「TSV」は何の略かと言うと、
Tab Separated Values:「タブ」で区切る書式
「タブ区切りテキスト」をそのまま英訳した感じですね。
「カンマ」で区切る「CSVファイル」
近い種類のファイルとして「CSV(シーエスブイ)ファイル」というのもあります。
Comma Separated Values:「,(カンマ)」で区切る書式
「TSVファイル」との違いは、項目を区切るのが「タブ」ではなく「カンマ」という点ですね。
「CSVファイル」の方が耳馴染みがある人が多いかも知れませんが、「,(カンマ)」で区切る「CSVファイル」は、項目に「1,000」のようなカンマを使ったデータが使えないという不便さがあるので、最近は「タブ区切りテキスト(TSVファイル)」が主流になってるようです。
おわりに
分かっているようで実は良く分かってなかった「タブ区切りテキスト(TSVファイル)」と「CSVファイル」について、ちょっと調べただけですが違いが良く分かりました。
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
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