【猫】ムギが「尿路結石症(尿石症)」になった

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とっちゃん@nyanco! です。

今回は、愛猫である「ムギ」が「尿路結石症」になった時の記録です。

▼我が家の猫に関する記事はこちら

ムギの簡単なプロフィールです。
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・性別:男の子
・年齢:もうすぐ2歳(推定)
・柄:キジトラ
・元野良で仔猫の時に保護されてウチの子に。元気いっぱいな甘えん坊さんです。

2019年1月23日(水)の深夜、ムギの様子がおかしいのに気が付きました。
トイレでオシッコの体勢のまま、えらく長い間(1分以上くらい?)じっとしてるなぁと思ってたら、結局何も出さずに出て、しばらくするとまたトイレに行くを繰り返す…

もしかしてオシッコが出なくなっている??

※猫は、おしっこが出ない状態が24時間以上続くと生命の危険にかかわると言われています!!

▼違和感があるのか、股間をしきりに舐める仕草も…
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ムギ本人も、不安げな声を出しながら歩き回ったりまたトイレに行ったりとかなり落ち着かない様子。
尿意はあるのにオシッコが出ない!というのは人間でも恐い状況ですよね。。

深夜だったので、かかりつけの動物病院はもちろん営業時間外。
救急診療・夜間診療の病院に行くかどうか迷いましたが、翌日の午前中にかかりつけの病院に連れて行くことに。

かいぬしもムギ本人もなかなか眠れずの夜をなんとか乗り越え、翌朝早速病院に連れていくと…

やはり、「尿路結石症(尿石症):F.L.U.T.D.※」でした。

※F.L.U.T.D.とはFeline Lower Urinary Tract Disease(猫の下部尿路疾患)の略称

膀胱にできた「結石」が尿路に詰まってしまい、排尿ができなくなるという症状です。
特にオス猫に多い病気で、原因は主に「キャットフード」や「水分摂取量」など。

オシッコが「アルカリ性」「酸性」どちらかに傾くとそれぞれ別の結石ができるようです。

ストルバイト・・・オシッコがアルカリ性に傾くとできる結石。
シュウ酸カルシウム・・・オシッコが酸性に傾くとできる結石。
引用元:猫の尿路結石症(尿石症/ストルバイト・シュウ酸カルシウム)│猫の病気│猫の泌尿器ケア研究会│花王株式会社

ちなみにムギは、アルカリ性よりの「ストルバイト(ストラバイトとも呼ばれる)」の方でした。

ストルバイト」はマグネシウム由来の結石なので、マグネシウム量の少ないキャットフードを食べていればかかりにくいのではと思っていたのですが、そう単純な話でもないよう。

▼参考記事

ちなみに我が家のニャンズの主食はニュートロの「ナチュラルチョイス 減量用 アダルト チキン」です。

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病院で排尿処置をしてもらう

触診してもらうと膀胱にオシッコがかなり溜まっている状態だったので、すぐに処置をしてもらいました。

おしっこシートをムギの下に敷いて、尿道口からカテーテルを入れて尿道を洗浄(男にとってはかなりヘヴィな処置)をしてもらうと…かなりの量のおしっこが出てきました!

その後、血液検査で腎臓の状態を診てもらいましたが、発見が早かったおかげか数値の異常はなし
いつからオシッコが出なくなっていたのか確認はできなかったのですが、昨日の段階で気付けて本当に良かったです…

その後、ストルバイトを溶かしやすくする皮下点滴治療をしてもらい、その日は帰宅。

とりあえずの危機は脱しましたが、まだ膀胱内に結石があるとのことで、しばらく通院することに。
また、ご飯はその日から療養食に変更。

人間でいういわゆる病院食なので、美味しくなくて残しちゃうかなと思ったのですが、意外とモリモリ食べてくれてそこは安心。

おしっこの中にキラキラしたものが…

翌日2019年1月24日(木)、ムギがまたトイレで踏ん張っており、オシッコも出てない様子だったのですぐ病院に連絡、本日中にまた来て下さいとなったので2日連続で病院へ。

昨日と同じ処置をしてもらいオシッコは排出できたものの、毎日の通院はムギにとってもかいぬしにとってもかなりの負担…
また点滴治療もしてもらったので、とりあえず様子見となりました。

その日のうちに、ようやく自力でオシッコできたのを確認したので、ほっと一安心…。

そのおしっこシートを色んな角度で確認してみると、キラキラしたものを発見!!

これがストルバイト…。

良く見ないと気付かない、大きさも砂鉄ほどのごくごく小さなものです。

これがオシッコに混ざって出てくるのが結石症の初期症状。

つまりこのストルバイトに早く気付けばすぐに対処ができるということ!

今まではオシッコの量や色を見る程度だった、おしっこシートの取り替え時のチェック項目に、ストルバイトの有無のチェックを加えるようにしました。

…ただ、これが見つかったとしても、誰のオシッコなのかが分からないのが多頭飼いの悩みでもあり…

トイレに監視カメラを設置するなどの対策も合わせて必要だなと思いました。
監視カメラがあれば、もう一つの初期症状とも言える「トイレで長い間踏ん張っている姿」にも気付くこともできるし

点滴治療から飲み薬治療に

4日連続で通院し、毎回点滴治療を続けていくうちに、ムギがトイレで踏ん張っている時間がだんだん通常通りになってきました。

オシッコの量もしっかりと出ているのも確認。
途中、トイレ砂に少し血が付いてたりしたこともあったのですが、ストルバイトがオシッコと一緒に出た時に切れたもので特に心配はないとのことでした(めっちゃ痛そうですが…)。

4日目の通院で、経過が順調ということで飲み薬治療に切り替わりました。
でもまだ通院は必要。
オシッコがちゃんと出ていれば週2回の通院、出ない状態になったらまた即病院といった感じ。

ムギ本人も、ひっくり返って爆睡する余裕が出てきました…
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猫に錠剤の薬を飲ませるのは難しい

お薬は錠剤で、人間の薬と同サイズのものでした。
普通にご飯に混ぜてもまず食べてくれないだろうと思ったので、色々と薬の飲ませ方を試行錯誤しました。

・錠剤を4分割してウェットフードに混ぜる → 少し残す
・錠剤を粉砕してウェットフードに混ぜる → 余計に残す
・錠剤を4分割したものをいつものカリカリ(キャットフード)に混ぜる → 完食! → 日に日に薬だけ残すようになる
・錠剤4分割と同サイズのカリカリが残っているのに気付き、「もしや小さすぎると食べにくいのでは?」というヒントから錠剤を2分割してカリカリに混ぜる完食!(成功率も高い!)

猫はいつもと違う雰囲気を察する能力が高く察するとすぐに警戒し始めるので、いかに普段どおりの雰囲気をキープしつつ、さりげなく薬を混ぜれるかに注力すると今のところ完食率は高いです。

ちなみにTwitterのフォロワーさまに教えていただいた薬の飲ませ方まとめ!

改めまして、色んなお薬の飲ませ方を教えて下さいましたフォロワーさまに感謝です(๑´ω`๑)♡

病院卒業見込み。ただこれからも要注意。

通院して1週間。
もう普通にオシッコも出てるので、そろそろ通院も卒業できるかな?と思い病院にて診察してもらうと…

ストルバイトを溶かすと、その中から膀胱炎の原因となる細菌が出てくることがあるらしく。。。
(ストルバイト化する時に細菌ごと結晶化することがある)
もう2週間ほどは「毎日の飲み薬治療」と「週1回の点滴治療」を続けた方が良いとのことでした。

記事執筆時、経過順調であれば次の通院で病院卒業予定ですが、卒業できても尿路結石は再発しやすいものなのでこれからも注意せねばと思っております。

今回は以上となります。
書いているうちにえらく長くなってしまいました…
また、文章も読みづらいかも知れません、すみません。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧

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