とっちゃん@nyanco! です。
藤井風さんの新曲「へでもねーよ」のMVが公開されましたね!
今回は、MVを見て感じた個人的な感想・考察を書きます。
「へでもねーよ」
10月の日本武道館ライブで初披露され、今までにないヘヴィな曲調と「怒り」の感情を露わにした歌詞で度肝抜かされた「へでもねーよ」。
テザー動画でチラッと見えてた子連れ狼風の世界観からどう展開されるのか、公開を楽しみに待っておりました。
いやぁ渋カッコ良い!
もともと渋いイントロに渋い映像が加わることで渋さに磨きがかかってますね。
(イントロのドラムが入ってくるところが個人的にツボ)
子連れ狼の流れで最後まで行くのかと思いきや冒頭のみで、曲に合わせてガラリとシーンが切り替わっていくという展開。
MVを見て感じたのは、「外に対しての怒り」ももちろんあるけど、「自分自身との戦い」というテーマに重きを置いてるような印象でした。
「誹謗中傷」に対するアンチテーゼ
「ディス」「ヘイト」などの言葉からも容易にイメージできますが、昨今の「誹謗中傷」問題に対する警鐘が1つのテーマになってるかと。
年々エスカレートしているネット上の誹謗中傷。
そのターゲットは有名人・著名人、企業だけにとどまらず、一般人にも及んでます。
新型コロナによる閉塞感からか、今年は特に酷かった気がしますね。
風さん自身がその対象になったのかどうかは分かりませんが…
- 自分は「匿名」で守られてるし
- 「特定」されることはないし
- 「言論の自由」だし
- イライラしてるし
- こいつなんかムカつくし
- みんなも言ってるし
こういった幼稚な思考で安易に人の心を傷つける人のなんたる多いことか。
(SNSはその気になれば「特定」されるので「匿名」でもないですが)
他人を攻撃したくてしたくてたまらない人達。
本当に「それでえーの?」と思ってしまいます。
ファーストアルバムタイトルにもなっている「HELP EVER HURT NEVER:常に助け、決して傷つけない」という風さんのマインドとまるで真逆を行く現実社会に対する強烈なアンチテーゼとして筆者は受け止めました。
また、「匿名」でしかできないような発言は「へでもねーよ」と軽く受け流すくらいがちょうど良いんじゃわと教えてくれてる気もしますね。
「マウント」なんて「へでもねーよ」
もう一点、曲の中でひどく共感したのが「あんたの軽いマウント へでもねーよ」というフレーズ。
筆者はいつからかマウントされても何とも思わなくなったので、このフレーズを見た時はもう共感しまくりでした。
「あ、この人今マウントしてきてるな」という場面にでくわしても、「マウントしてきている」いう事実を認識するだけで、ほんとに「へでもねーよ」なんですね。
「すごいですねー!」の一言で終わり。
(自分が興味のあることなら、むしろ深掘りしてありがたく聞いちゃいます)
いちいち気にしてたらキリがないくらい、ナチュラルボーンマウンターな人たちで溢れてる世の中ですから。
自分を主張したくてしたくてたまらない人達。
主張して何が悪いんだ!現代は競争社会だろうが!みたいな声もありそうですが…
「へでもねーよ」のMVから筆者が感じたのは、本当に競うべき相手は「他人」ではなく常に「自分自身」じゃろというメッセージでした。
こちらも筆者、激しく同意です。
ラストのボコボコに腫れあがった顔(特殊メイク?)で不敵に笑う風さんがそう訴えかけている気がします。
「自分次第で世界は変わる」
最後にもう1つ、歌詞と曲の展開とで教えてくれる明確なメッセージがあります。
「世界は自分の捉え方次第で一変する」
人にはそれぞれ事情があるし、感じ方や価値観も人それぞれですが、なんでもかんでも他人・環境のせいにして不満やストレスを溜め込んでしまっている人が多過ぎる気がします。
そんなことよりも、日常の中にある「小さな幸せ」や「今ある当たり前のこと」に目を向け、気付き、感謝することで心に余裕が生まれ、それだけで随分と世界は変わると思うんです(なんだか宗教臭いですが筆者は無宗教です)。
他人を攻撃したくてしたくてたまらない人達。
自分を主張したくてしたくてたまらない人達。
みんながお互いをリスペクトし合える素敵な世界になるために、一番届いて欲しいメッセージはこれなんじゃないかなと感じました。
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
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