とっちゃん@nyanco! です。
今回はPolygonScan(ポリゴンスキャン)などのブロックチェーンエクスプローラーで、画像やプロパティなどが表示されないNFTのメタデータを確認する2つの方法を画像付きで分かりやすく解説するよというお話です。
テーマはややニッチだけど、普段なんとなく使ってるPolygonScanでこんなことも分かるのか!という内容になってますにゃ〜
本記事では例としてPolygonScanを取り上げましたが、Etherscan、BscScan、Solscanなど他のブロックチェーンエクスプローラーでも基本的な仕様は同じなので参考になると思います。
はじめに
内容に行く前にまず本記事は、講師@t2さんと@makuさんによる「PolygonScan徹底解説」セミナー動画を閲覧して学んだことの一部を自分なりにアウトプットした内容となります(@makuさんより公開許可はいただいております)。
📢セミナー配信お知らせ
— maku (@maku67879787) September 28, 2024
先日有志の集まりでt2さん @t2_stepn 講師による「PolygonScan徹底解説」セミナーを開催しました。
その90分以上の録画データを期間限定配信します。
費用:200GMT(MORCHI自動化ツール付🐈)
期間:10月末まで
視聴希望や詳細気になる方は私までDMください🙇#MORCHI pic.twitter.com/S4aSqUM1hC
セミナー動画は有料で期間限定公開だったため現在はもう閲覧できませんが、今後もセミナー開催を企画されているそうなので気になる方は@t2さんと@makuさんのXアカウントフォロー推奨です!
PolygonScanでNFT画像が見れないことがある
とある日、PolygonScanでSNPIT(スナップイット)というブロックチェーンゲームのカメラNFTの動きを確認していると…
あれ、なぜか画像が確認できないNFTがありますにゃ~
▼同じNFTコレクションを見てるのに、こんな感じで一部のNFTの画像がちゃんと表示されてないという状況。
▼NFTの詳細ページを見てもデフォルトの素っ気ない画像が表示されるだけ…
▼NFT詳細ページでは本来であればこのようにNFTの画像やプロパティが確認できるのですが、いわゆるメタデータと呼ばれるこれらの情報の読み込みに失敗することが時々起こるようです。
本記事では、このように読み込みが正常にできてないNFTのメタデータを確認する2つの方法を共有します。
PolygonScanで表示されないメタデータを確認する方法
方法1. Refresh Metadata【お手軽】
まずはお手軽にできる簡単な方法のご紹介です。
▼NFT詳細ページの右上にある「︙」をクリックすると開くメニューの「Refresh Metadata(リフレッシュ・メタデータ)」をクリックするだけです。
ちなみにこちらのメニューはPolygonScanにアカウント登録(無料)してサインインした状態でないと使用できません。他にもアカウント登録しないと解放されないメニューや機能があるので、利用頻度の高い方はアカウント登録をオススメします。
▼クリックすると「We’ve queued this item for an update, please check back later.(このアイテムは更新待ちになっていますので、後ほどご確認ください)」と表示されるので数分待ってからページをリロード(更新)します。
▼上手くいくとこのように画像やプロパティなどのメタデータが表示されます!
めちゃ簡単ですにゃ~!
ただお手軽な分、この方法では上手く表示されないこともあります。その場合は次の方法をお試しください。
方法2. Read as Proxy(Read Contract)
続いて2つ目の方法のご紹介です。
こちらは少々手間はかかるけど、やってみると決して難しい作業ではないですにゃ〜
▼まず前提として、NFT詳細ページで「Token ID(トークン・アイディー)」という情報が表示されている場合にのみ有効な方法となります。
この「Token ID」と「Contract Address」は混同しやすいので簡単に解説しておくと、基本的には以下のような違いがあります。
・Contract Address:NFTコレクション全体共通のアドレス
・Token ID:コレクション内の各NFT固有のID
Token IDが「1」など明らかにユニークでないIDの場合は、メタデータの確認ができない場合があります。
▼まずはPolygonScanでメタデータを調べたいNFTの詳細ページにアクセスし「Token ID」をコピーします。
IDの右横のコピーボタンをクリックするとサクッとコピーできますにゃ~
▼コピーできたら次は「Contract Address」のアドレスをクリックします。
今度はコピーではなくアドレスをクリックですにゃ~
NFTコレクションページに移動しますにゃ〜
▼NFTコレクションのコントラクトアドレス詳細ページに遷移するので、「Contract」ボタンをクリックします。
▼下にメニューが展開されるので「Read as Proxy(代理として読み込む)」ボタンをクリックします。
NFTによっては「Read as Proxy」ボタンがないことがあります。その場合は隣にある「Read Contract」ボタンをクリックします。
ちなみに「Write as Proxy(Write Contract)」の方はその名の通りコントラクトに書き込みができるもので、「直コン」と呼ばれるハイレベルな手法で用いられたりします(本記事では触れません)。
▼すると読み出しできるコントラクトのリストがズラリと表示されるので、その中から「tokenURI」を探します。
▼今回の例だとかなり下の方にありました(NFTによってリストの数が異なります)。
▼見つけたら①「tokenURI」をクリックして開き、「tokenId (uint256)」のフォームに先ほどコピーした②「Token ID」をペーストして③「Query(問い合わせ)」をクリックします。
「tokenURI」とは何かをざっくり言うと、「token ID」を入力することでそのNFTのメタデータを問い合わせして確認できるというものです。
▼するとすぐに下にURLが表示されるのでURLだけを選択してコピーします。
▼コピーしたURLをブラウザのURLバーにペーストしてアクセスすると、以下のようなテキストが表示されます。
なんじゃこりゃ?って感じですが、データ格納用途などで良く使われる「JSON(ジェイソン)」ファイルと呼ばれるテキストデータですにゃ~
▼このテキストの中に「”image”」という文字列のあとに続くURLがあるはずなので、URLだけを選択してコピーします(前後の記号「”」を選択しないように注意!)。
“image”はその単語の意味から画像と容易に予想できると思いますが、他の文字列も良く見てみると“Level”や”Mint”、”Efficiency”など、NFTのプロパティ情報(メタデータ)であることが分かります。
▼コピーしたURLを再度ブラウザのURLバーにコピーしてアクセスすると…画像が表示されました!
おおー!画像が確認できましたにゃ~!!
以上、少々手間はかかりますが作業的には難しいものではないので、ブロックチェーンエクスプローラーで画像やプロパティが表示されない!という時にチャレンジしてみてください。
NFTの仕組みやPolygonScanの使い方の勉強にもなりますにゃ~
おわりに
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
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