とっちゃん@nyanco! です。
今回は古いバージョンのWordPressの投稿記事をCSVエクスポートした時の覚書アーカイブという内容です。
ド古いWordPressのリニューアルやサーバー移転時などで役に立つかもなノウハウですにゃ~
WordPressが古くてプラグインが使えない…
WordPressで作成したサイトやブログをリニューアルする時、過去の記事をエクスポートしたい場面が出てきますが…
WordPressのバージョンが古すぎてCSVにエクスポートするプラグインがことごとく使えませんにゃ~
WordPressにはデフォルトで「エクスポート」機能はあるものの、CSVではなくXMLという初心者には編集しずらい形式でしかエクスポートできないんですよね…
XMLは扱いづらいデータでどうにもなりませんにゃ~
WordPressが古いならバージョンアップしたら良いのでは?とも思うものの、変にバージョンアップしてサイトが崩れるのも怖いし、レンタルサーバーでPHPのバージョン上げるのもさらに怖いし…
実際の業務で陥った困った状況でしたが、なんとかクリアできたのでその方法を共有いたします。
古いWordPressの投稿記事をCSVエクスポートする手順
前提
本記事は、WordPressバックアッププラグインの定番「All-in-One WP Migration」が使えることが前提となります。
かなり古いWordPressでも、このプラグインは対応してて助かりましたにゃ~
移行手順
移行手順はざっくり以下の通りです。
1.【旧サイト作業】「All-in-One WP Migration」でバックアップデータを作成
2.「Local(ローカル)」というWordPressをローカルで構築できるフリーソフトをインストール
3.「Local」上にWordPressサイトを作成
4.「Local」上に作成したWordPressに「All-in-One WP Migration」をインストール
5.「Local」上に作成したWordPressに 1.で作成したバックアップデータをインポート
6. webサイトを復元できたらCSVエクスポートができるプラグインでCSVデータをエクスポート!
いきなりさらっと出てきた「Local」ってなんだ??という方もいるかもですが、この「Local」はデータベースやサーバーの知識なしで超簡単にWordPressのテスト環境がパソコンのローカル上に構築できちゃうという超便利なフリーソフトなんです。
「Local」、CSVインポートする時も気軽にテストできて非常に重宝しましたにゃ~
ちなみにフリーソフトは使えない環境、もしくは使いたくないという場合は、レンタルサーバー上にテスト用のサブドメインを作成してそこにWordPressを新規インストールするというのも一つの手です。
Step1. 旧サイトでバックアップデータを作成
まずは旧サイト(移行元)のWordPressにバックアッププラグイン「All-in-One WP Migration」をインストールし、以下の手順でバックアップファイルを作成します。
▼画面左メニュー「All-in-One WP Migration」→「Export」をクリックします。
▼サイトをエクスポートページになるので「高度なオプション」で不要なデータがあればチェックをしておきます。
記事数が多い場合、「メディアライブラリ」もバックアップすると非常にサイズの大きいデータとなり、インポート時に失敗したりするので「メディアライブラリをエクスポートしない (ファイル) 」にチェックを入れておくことをオススメします。
メディアライブラリは別途FTPソフトなどでコピーする方が良いでしょう。
スパムコメントや投稿リビジョン、プラグインなんかにもチェックを入れておくと最低限のバックアップデータとなるので良きですにゃ~
プラグインをエクスポートしない場合、気を付けておきたいのは「Redirection」などのリダイレクト系のプラグインを活用していた場合などは反映されなくなる点です。今回の記事のようにあくまで記事のCSVエクスポートだけが目的であれば問題はありません。
▼「エクスポート先」をクリックするとバックアップデータをどこに保存するか選択できるので「ファイル」をクリックします(クリックするとすぐにダウンロードが始まるので注意)。
▼バックアップデータのダウンロードが終わるまでしばし待ちます。
ここは記事数が多いとかなり時間がかかりますにゃ~
▼「www-nyanco-web.wpress」みたいなデータがダウンロードされたらOKです!
Step2~3. 「Local」インストール・WordPressサイト作成
▼続いて「Local」をダウンロード・インストールからWordPressテストサイト作成をしていきますが、以下の別記事にて解説しております。
Step4. 「Local」上WordPressに「All-in-One WP Migration」インストール
続いて「Local」上に作成したWordPressに「All-in-One WP Migration」をインストールしていきます。
▼Localの「WP Admin」をクリックします。
▼ブラウザが起動し、WordPressログイン画面が開くのでLocalでWordPressインストール時に設定したメールアドレスとパスワードでログインします。
▼あとは「プラグイン」→「新規プラグインを追加」から「All-in-One WP Migration」を検索してインストール・有効化しておきます。
Step5.「Local」上WordPressにバックアップデータをインポート
続いて「Local」上に作成したWordPressに Step1.で作成したバックアップデータをインポートしていきます。
▼WordPress管理画面左メニュー「All-in-One WP Migration」→「インポート」をクリックします。
▼サイトのインポートページになるので、Step1. で作成したバックアップデータをドラッグ&ドロップします。
▼インポートがスタートするのでしばし待ちます。
▼このような表示が出るので確認して「開始 >」をクリックします。
▼インポートの進捗が表示されるので完了するまでブラウザはそのままで待ちます。
ここも記事数が多いサイトはかなり時間がかかりますにゃ~
▼「サイトをインポートしました」と表示されたらOKです。「完了 >」をクリックします。
▼管理画面に戻り、何かメニューをクリックするとこのように強制的にログイン画面になります。これはサイトをインポートしたことにより管理者情報が変更になったことで再ログインを求められてるわけですが、Step1.でエクスポートしたWordPress管理者のメールアドレスとパスワードでログインできます。
Localで設定したログイン情報ではもうログインできないので要注意ですにゃ~
Step6. CSVエクスポート可能のプラグインでエクスポート
Local上のWordPressでサイトを復元出来たら、あとはCSVエクスポートができるプラグインをインストールしてCSVデータをエクスポートしたら完了です!
▼ちなみにCSVエクスポートができるプラグインはいくつかありますが、個人的なオススメは「WP All Export」というプラグインです。
見事、古いバージョンのWordPressから投稿記事のエクスポートに成功しましたにゃ~!
【オマケ】インポートはLocal上のテストサイトで!
最後にオマケです。
Step6. でエクスポートしたCSVをインポートする時、いきなり移行先のWordPressにインポートするのではなく、移行先のWordPressのテストサイトを同様の手順でLocal上に構築し、しっかりインポートテストしてから本番環境にて実行することをオススメします。
Local上のテストサイトなら失敗してもノーダメージですにゃ~
おわりに
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
コメント