【Poppler】Windows11に導入して使えるようにしてみたよ

本ブログはアフィリエイト広告を利用しています

WEB / アプリ
WEB / アプリ
この記事は約5分で読めます。

とっちゃん@nyanco! です。

今回はWindows11に「Poppler(ポップラー)」を導入して使えるようにしてみたのでその手順を画像付きで分かりやすく解説するよというお話です。

「Poppler」とは、PDFドキュメントの閲覧や操作に使用されるオープンソースのプログラミングライブラリです。

肉玉にゃんこ

アプリではなくライブラリなのでインストールは不要だけど、環境変数パスを通す作業が必要ですにゃ~

スポンサーリンク

Poppler導入方法

Step1. Popplerデータをダウンロード

まずは「Poppler」のライブラリデータダウンロードしていきます。

GitHub(ギットハブ)にて公開されているので、下記リンクにアクセスします。

Releases · oschwartz10612/poppler-windows
Download Poppler binaries packaged for Windows with dependencies - oschwartz10612/poppler-windows

「Assets」セクション「Release xx.xx.x-x.zip」というファイルをクリックしてダウンロードします。

「Release xx.xx.x-x.zip」「x」の部分はバージョン数なので、本記事を見るタイミングによって異なります。

肉玉にゃんこ

基本は最新バージョンをダウンロードで良いかと思いますにゃ~

▼このようにzipファイルがダウンロードできたらOKです。

Step2. 解凍して任意のディレクトリに格納

▼続いてダウンロードしたzipファイルをダブルクリックで解凍します。

「poppler-xx.xx.x」というフォルダが生成されるので選択して右クリック→「切り取り」かもしくは「ctrl」+「X」で切り取ります。

続いてpopplerライブラリを格納する任意のディレクトリに移動します。

格納する場所に関しては「ここじゃないといけない!」というルールはないのでぶっちゃけどこでも良いのですが、Step4. の「環境変数」設定時のトラブル回避という観点から、本記事ではCドライブ直下を推奨します。

肉玉にゃんこ

環境変数はパス名に半角スペースがあるとNGなどの制限があったりするので、パスが最小限になるドライブ直下がオススメですにゃ~

パソコンによってはCドライブではなくDドライブだったりすることもあるのでその辺はご自由にどうぞ。

▼こんな感じでCドライブ直下先ほど切り取った「poppler-xx.xx.x」を、Cドライブの何もないところを右クリック→「貼り付け」もしくは「ctrl」+「V」で貼り付けて格納します。

Step3. 「bin」フォルダのパスをコピー

▼続いて「poppler-xx.xx.x」フォルダダブルクリックしてフォルダの中に入ります。

「Library」というフォルダがあるのでダブルクリックします。

「bin」というフォルダがあるので、クリックで選択して右クリック→「パスのコピー」をクリックします。

肉玉にゃんこ

これで「bin」フォルダの場所を示すファイルパスがクリップボードにコピーできましたにゃ~

ちなみに「bin」とは「binary(バイナリ):PCが直接実行できる形式のこと」の略で、主にプログラムの実行ファイルなどを格納するために使用されるディレクトリです。環境変数PATHを設定する際にもよく使われます。

Step4. 環境変数パスを通す

▼続いてWindowsの「検索」①「path」と入力すると候補に表示される②「システム環境変数の編集」をクリックします。

環境変数ウィンドウが開くので「ユーザー環境変数」①「Path」をクリックで選択して②「編集」をクリックします。

「ユーザー環境変数」と「システム環境変数」の違い
「システム環境変数」
全ユーザーに適用され管理者権限が必要な一方、「ユーザー環境変数」特定ユーザーのみに適用され各ユーザーが自由に変更可能といった違いがあります。
今回のケースは特定ユーザーのみでOKなので無暗に適用範囲を拡げないため、ユーザー環境変数としました(全ユーザーでPopplerを使用したい場合は「システム環境変数」となります)。

環境変数名の編集ウィンドウが開くので「新規」をクリックします。

▼パスのリストに新たな行が追加されるので、Step3. でコピーした「bin」へのパスを貼り付けして「OK」をクリックします。

肉玉にゃんこ

以上で環境変数パスの設定は完了ですにゃ~!

Step5. コマンドプロンプトで確認

▼最後に環境変数パスが正常に設定できたかの確認します。Windowsの「検索」から「cmd」と入力して「コマンドプロンプト」を起動します。

▼続いて以下のコマンドを入力してエンターキーで実行します。

pdfinfo -listenc

▼このようにPopplerで利用できるエンコードリストが表示されたらOKです!これでPopplerのライブラリが使用できる状態になってます。

肉玉にゃんこ

お疲れ様でしたにゃ~

ここで「’pdfinfo’は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません」と表示される場合は環境変数パスの設定を見直すか、もしくはパソコン本体を再起動して再度【pdfinfo -listenc】を実行してみましょう。

おわりに

本記事がどなたかの参考になれば幸いです。

今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧

コメント