とっちゃん@nyanco! です。
今回はAdobe Premeire Pro(アドビ・プレミア・プロ)で、スライドショーの各画像がゆっくり横に移動するアニメーション演出の設定手順を画像付きで分かりやすく解説するよというお話です。
静止画だけでなく動画にも使える動画編集の基本的な手法ですにゃ~
本記事は以下記事内 Step5. の続き的な内容となりますが、単独でも参考にはなるかと思います。
Premiereで画像が移動するアニメーション実装方法
Step1. アニメーション設定
▼まずはアニメーションさせたい1つ目のクリップをクリックして選択します。
クリップではなく「ネストされたシーケンス」になってる場合は、その「ネストされたシーケンス」をダブルクリックするとクリップの状態で編集ができるようになります。
▼クリップを選択したらカーソルキーの「上」を押して「再生ヘッド(青い縦線)」を選択したクリップの開始位置に移動させます(再生ヘッドの位置によっては何度かカーソルキーを押す必要があります。元々開始位置に再生ヘッドがあればそのままでOK)。
カーソルキーの「上」「下」はクリップやシーケンスの頭出し(厳密には「編集点への移動」)ができるショートカットキーですにゃ〜
覚えておくと便利ですにゃ〜
▼①再生ヘッドがクリップの頭に移動したのを確認したら、②画面右上「エフェクトコントロール」パネルの「モーション」の「位置」のストップウォッチアイコンをクリックします。
▼ストップウォッチのアイコンが青くなったら「位置」の数値(X座標、Y座標)を変更します。今回は画像が左から右へ動くようにしたいので、位置のX座標の数値を「-60」(960-60)で「900」としました。
ちょっと分かりにくいかもですが、クリップ開始のタイミングの画像位置を左に60pxずらしたということになりますにゃ〜
今回はシンプルに左から右に画像を移動させるだけなのでX座標だけの変更ですが、合わせてY座標の数値も設定すると斜めに移動するアニメーション、加えてスケールの数値も設定すると斜めに動きながら大きさが変化するアニメーションとなります。
▼続いて今度は①カーソルキーの「下」を押してクリップの一番後ろに再生ヘッドを移動させ、②位置のX座標を「+60」(900+60)で「960」としました。
以上で、このクリップの画像を左から右へ60px移動させるアニメーションの設定完了です!
画像の大きさとフレームサイズがピッタリの場合は少しでも動かすと黒い余白が見えてくるので、画像を予め少し大きくしておく必要があります。
▼早速再生してみて確認してみましょう。横に動いているのが確認できればOKです!
「エフェクトコントロール」パネルの「位置」の数値も連動してリアルタイムで動いていることにも注目ですにゃ〜!
Step2. エフェクトのコピペ機能で他のクリップに一括適用
1つのクリップのアニメーション設定ができたら、エフェクトのコピー機能を使うと簡単に他のクリップに同じ設定を一括適用することができます。
▼「エフェクトコントロール」パネルのアニメーション設定した項目(今回だと「モーション」)の上で右クリック→「コピー」をクリックします。
これでアニメーション設定の情報をコピーできましたにゃ〜
▼続いてアニメーション設定を適用したいクリップをマウスでまとめてドラッグして範囲選択します。
▼上部メニュー「編集」→「ペースト」をクリックで他のクリップにアニメーション設定がペーストされます。
▼再生して、他のクリップも同様にアニメーションされることを確認できればアニメーション設定完了です!
エフェクトのコピペ機能、めちゃ便利ですにゃ〜!
【おまけ】使いまわしたいエフェクトは「プリセット」が便利
ちなみに、このプロジェクトで設定したアニメーションを他のプロジェクトでも使いたい時はどうしたら良いですかにゃ〜?
Premiereにはそんなニーズにもバッチリ答えてくれる「プリセット」という機能があり、動画編集を頻繁にする方はエフェクトのコピーより寧ろこちらを利用すべきと言えます。
▼やり方は非常に簡単です。プリセットにしたい項目(今回だと「モーション」)の上で右クリック→「プリセットの保存」をクリックします。
▼「プリセットの保存」ウィンドウが表示されるので「名前」に分かりやすい名称をつけて「OK」をクリックします。
エフェクトの効果が分かるような名前にしておくと後々「これは何のエフェクトだっけ?」とならないで済みますにゃ~
▼プリセットに保存したエフェクトは「エフェクト」パネルの「プリセット」フォルダに格納されているので、そちらを適用したいクリップのドラッグ&ドロップするだけでエフェクトを適用できます!
おおお!これは便利ですにゃ〜
良く使うエフェクトはプリセットしまくると効率爆上がりですにゃ〜
Tips:複数クリップに一括適用させたい場合は、予めクリップを複数選択した状態でドラッグ&ドロップすると一括適用が可能です。
おわりに
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
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