とっちゃん@nyanco! です。
今回はLOLIPOP!レンタルサーバーのライトプランをアップデートしてみたよというお話です。
途中、サイトが表示されなくなるというトラブルもありましたが、なんとか解決し、無事にアップデートできました!
LOLIPOP!全プランが無料でアップデート!
先日、利用しているレンタルサーバー「LOLIPOP!」のユーザー専用ページにログインしてみると、こんな案内を見つけました。
ライトプランをアップデートして、より快適にサイト運営をしましょう!
さらには下記のようなバナーも!!
ロリポップ!爆速宣言!!
おお!サーバースペックをアップデートできる??
詳しく見てみると…
ライトプランのアップデートが可能です。(アップデートは無料)
引用元:「LOLIPOP!」のユーザー専用ページ
スペックが大幅に向上し、各種ハードウェアを新しくすることで、より「速い」環境を提供しています。
注意点を確認した後、問題なければアップデートボタンを押してください。
軒並み2倍以上の性能アップで、めちゃくちゃ良くなるじゃないですか!!
しかもアップデートは無料!!
特にストレージがHDDからSSDになるのはかなり嬉しいかも!
WordPressの動きがもっさりだなぁ…と思う時が幾度もあったので。
これはやらない手はない!ということで早速アップデートだ!と思ったら…
先にPHPバージョンをアップデートする必要がある
どうもアップデートするには色々と制約があるようでした。
【アップデートによる仕様変更】
引用元:「LOLIPOP!」のユーザー専用ページ
・現在の共有SSLのアドレスは利用できなくなり、ロリポップ!のドメインがSSL化されます。
・PHP7.3および7.4のみ利用できるようになり、PHP7.1は利用できなくなります。
・Perlのバージョンが5.10から5.30へ変わります。また「/usr/bin/perl」のパスが利用できなくなります。
・Rubyのバージョンが2.6へ変わります。Ruby1.9および2.0は利用できなくなります。
・Pythonのバージョンが3.7へ変わります。Python2.7および3.4は利用できなくなります。
・.htaccess内のAllowやDenyといったIP制限などの構文の後ろにコメントアウトがついていると、エラーになります。
…何やら難しいことがつらつらと書かれてますが、なんとなく自分のサイトに該当しそうなのはPHPのバージョンかなと。
「仕様変更」についての案内の下を見ると、次のような表示がありました。
【全てのドメインをPHP 7.3, 7.4 にする必要があります】
引用元:「LOLIPOP!」のユーザー専用ページ
以下のドメインのPHPバージョンを変更後、動作確認してください
PHPのバージョンが古いドメインがあるので、全て「PHP7.3か7.4」に変更してくださいとのこと。
「アップデートする」というボタンが現状ではクリックできない状態になってました。
PHPのバージョンって気軽にアップデートして良いのか?
PHPについては素人に毛が生えた程度しか知識がない筆者。
果たしてバージョンを気軽にアップデートして良いか?
自分では判断つかないので、速攻でGoogle先生に聞いてみたところ、やはり「PHPバージョンの変更は十分に注意が必要」のようです。
バージョンアップすることで考えられる不具合としては以下のような感じでした。
- 「データーベース接続確立エラー」になる
- プラグインが動かなくなる
WordPressサイトとして致命的なのは「データーベース接続確立エラー」っぽいですね。
LOLIPOPでもこう書かれてました。
PHP7.1以上に変更する際、データベースのパスワード形式が「old_password形式」のお客様は「native_password形式」への更新が必要です。
引用元:「LOLIPOP!」のユーザー専用ページ
事前に、PHP設定のマニュアルのデータベースのパスワード形式の変更とプログラムの記述の変更(WordPressの場合)をご確認ください。
…「old_password形式」やら「native_password形式」やらまた良く分からんワードが。。。
ただ、下記記事によると「データーベース接続確立エラー」になってしまってからでも対処法はあるようで、そんなに難しくなさそう。
改めて、自分のPHP7.1のドメインを確認してみると、該当するサイトは残念ながら今のところアクセスがほとんどない( ;∀;) から失敗してもダメージは少なそう!ということで思い切ってPHPアップデートを試してみることにしました!
PHP7.1 を PHP7.4 に変更
対象のドメインサイトをバックアップ
PHP7.1になっているドメインをPHP7.4に変更するため、まずは念の為サイト全体のバックアップをしておきました。
バックアップには、プラグイン「All-in-One WP Migration」を使用。
PHPバージョンを変更
バックアップ完了後、早速PHPのバージョンを「7.4(CGI版)」に変更!
バージョン変更作業自体はとても簡単です。
ロリポップのユーザー専用ページの左メニュー「サーバーの管理・設定」>「PHP設定」画面から、変更したいドメインの横にあるドロップダウンリストからバージョンを選択して「変更」ボタンをクリックするだけ。
その際、wwwあり・なしの分と、独自ドメイン前のドメインも「7.1(CGI版)」だったので同じく「7.4(CGI版)」に変更しておきました。
設定変更後、反映されるまで5〜10分ほど時間がかかるとのことなのでしばし待ちます。
10分経過後
10分以上経過したあと、該当のサイトに恐る恐るアクセスしてみると…
普通に表示されてます!
WordPressの管理画面にも問題なくアクセス可能!
どうやら「old_password形式」とやらではなかったようでした。
…と、思っていたら!
403エラー発生!!!
急に、該当してないはずのサブドメインのサイトも含め、全てのサイトで403エラーが発生!!
時間差!!
しかも影響ないと思ってた他のサイトまで全部アウトになってる!!
という最悪の自体に…!!
7.1から7.4に変更したのが独自ドメインそのものだったのですが、そのサブドメインも影響を受けてしまうようですね…!
データベースのパスワードを再設定
しかし焦らず、先程のサイトに書かれてたとおり、即座にデータベースのパスワードの再設定の処置をおこないました。
▼ロリポップのユーザー専用ページの左メニュー「データベース」>「パスワードを再設定する」をクリック。
▼新しいパスワードを入力後、「パスワードを再設定する」をクリック。
▼続いて「ロリポップ!FTP」かもしくはFFFTPなどのFTPソフトで「wp-config.php」内の「MySQL データベースのパスワード 」のパスワードを、先程再設定したパスワードに差し替えて「保存する」をクリック。
これで無事にサイトが表示されるようになりました!
※サブドメインで複数サイトを運営していて共通のデータベースを使用している場合、全てのサイトで同じ作業が必要となります。
「ロリポップ!FTP」で編集ができない場合
「このファイルの書き込み権限がありませんので、内容の変更はできません。」と表示されて編集ができない場合、「書込」「実行」にチェックを入れて、画面下の「保存する」をクリックすると編集できるようになります。
気を取り直してプランをアップデート
サイトが表示されなくなった時はかなり焦りましたが、事前に調査していたこともあり、短時間で復旧することができました。
気を取り直して、再度ロリポップのプランアップデートのページを確認すると、
「アップデートする」ボタンがクリックできるようになってたので、早速クリック!
アップデートには最大で一日程度の時間がかかるとのことなので、気長に待ってようと思ったら…
▼なんと、20分後にはもう「アップデート完了のお知らせ」のメールが届いておりました!
予想以上に速かったですが、無事にアップデートできてホッとしました。
サイトは今のところ問題なく表示されてますが、プラグインの不具合等があるかも知れないので、しばらくは注視しておこうと思います。
で、実際に体感速度はアップしたのか?
色々と冷や汗をかきながらのアップデート、さぞや爆速になってくれたのかな?と思い色々と触ってみたところ…
体感できるほどのスピードアップは感じられない…かな? ^^;
というのが正直な感想でした。
なんとなく、Googleアナリティクスの読み込み時間を確認してみると…
10月の平均読み込み時間がなんと8.5秒??
目安としては3秒が限界と言われてる読み込み時間ですが、倍以上もかかっていたという衝撃の事実…
今まで読み込み時間についてまでは確認ができてなかったのですが、これは機会損失につながってたかも知れない数字ですね。
まぁ今回のプランアップデートが改善施策となると思うので、しばらくウォッチしていこうと思います。
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
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