とっちゃん@nyanco! です。
今回はAdobe Premiere Pro(アドビ・プレミア・プロ)の標準機能で映像がチカチカするフリッカー現象を除去する3つの方法を画像付きで分かりやすく解説するよというお話です。
Premiereがあれば追加プラグインなしで無料でできる手法ですにゃ〜
悩ましいフリッカー現象問題…
スマートフォンなどのスローモードでビデオ撮影をすると良く起こるのが画面がチカチカするフリッカー現象。
プチストロボかな?と思うほどのチカチカですにゃ〜
ストレス半端ないですにゃ〜
人間の目には感知できない蛍光灯の明滅が原因であるこのフリッカー現象、室内でスロー撮影するとほぼ漏れなく発生する悩ましい問題です。
カメラの設定を変更する、自然光の下で撮影するなど撮影前に対処する方法もありますが、本記事ではすでに撮影してしまった映像のフリッカー現象をなんとか抑える方法を共有します。
フリッカー除去方法
早速ですが、Premiere Proのデフォルト機能でフリッカー現象を除去できるものは次の3つとなります。
有料のプラグインとかもありますが一旦置いときますにゃ〜
ちなみにサードパーティー製の有料プラグインには「DEFlicker」「Flicker Free」などがありますが、どれも結構お高いのと映像によってはフリッカー除去が上手くいかないこともあるようです。
1.「アンチフリッカー」で調整
まずは一番お手軽な方法です。
▼①フリッカーを除去したい映像クリップを選択した状態で②「エフェクトコントロール」パネルの「モーション」内にある③「アンチフリッカー」の数値を「0.00」〜「1.00」の間で調整するだけです。

お手軽だけどその分あまり効果がないこともありますにゃ〜
2. エフェクト「エコー」で調整
こちらもお手軽だけど効果は高めでオススメな方法です。
▼「エフェクト」パネルの「ビデオエフェクト」→「時間」→「エコー」を映像クリップにドラッグ&ドロップします。

エフェクトパネルの検索で「エコー」と検索してもOKですにゃ〜
▼「エコー」エフェクトが追加され映像がやたらと明るくなりますが、明るさは元に戻るので気にせず以下のように設定します。

- エコー時間(秒):「-0.01」〜「-0.033」の間で調整
- エコーの数:2
- 開始強度:1.00
- 減衰:0.50
- エコー演算子:後ろに合成
これだけでかなりキレイにフリッカー除去できることが多いですにゃ〜
3. 映像クリップを3つコピーする方法
こちらはひと手間かかりますが、個人的に一番効果が高いと感じる方法です。
▼まず、「映像トラック」を2つ追加します。

トラックの追加は、既存トラックの上で右クリック→「1つのトラックを追加」でできます。
からの映像トラックが2つ以上あるならこの作業は不要ですにゃ〜
▼続いてフリッカー除去したい映像クリップを、先程追加した「映像トラック」2つにコピーします。

クリップのコピーは、【Windows:altキー/Mac:optionキー】を押したままドラッグ&ドロップでできます。
▼このように同じ映像クリップが縦に3つ並んだ状態になればOKです。

▼続いて一番上の映像クリップを選択して2フレーム分右へ移動させます。

クリップのフレーム単位の移動は【Windows:Ctrlキー/Mac:Commandキー】を押しながら左右のカーソルキーを押すとできます。1回押すと1フレーム分動くので、右に2フレーム分だと右カーソルキーを2回押すことになります。
▼続いて上から二番目の映像クリップを1フレーム分右へ移動させます。

ちょうどクリップが階段状の配置となりますにゃ〜
▼最後に一番上の映像クリップの不透明度を「33%」、上から二番目の映像クリップの不透明度を「67%」と設定したら完了です!

不透明度は、設定したいクリップを選択した状態で「エフェクトコントロール」パネルの「不透明度」で変更ができます。
ひと手間かかる分、この手法が一番効果が高い印象です。
手間はかかりますがやること自体は簡単なので、慣れたらサクッとできるようになりますにゃ〜
おわりに
▼ちなみにフリッカーを除去して完成した動画は、12時間チルアウトBGMチャンネル「Meow Chill」で公開してますので良ければどうぞ〜♪
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
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