とっちゃん@nyanco! です。
今回は、UiPathでどこでエラーが起きてもメールで知らせてくれる設定方法の備忘録です。
UiPathで作成したワークフローを走らせていると、処理途中で何かしらのエラーが発生し、止まっていることがあります。
100%エラーを防ぐのは難しいので、せめてエラーが発生したらメールで教えてくれるようにできないかな~と思い調べてみると、結構簡単にでたのでそのやり方をメモしておきます。
一言でいうと、「トライ キャッチ(TryCatch)」というアクティビティでワークフロー全体を囲むだけ!
この記事を読むとできること
・エラーが発生したら自分宛てにメールを飛ばして知らせる
・エラーが起きる場所、原因は様々でも全てのエラーに対応できる
作成手順
新規でワークフローを作成する場合でも、既存のワークフローに対してでも手順はとても簡単です。
新規でワークフローを作成する場合
まずは新規でワークフローを作成しておきます(「シーケンス」でも「フローチャート」でもなんでもOK)。
1.「トライ キャッチ」を設置する
アクティビティ「トライ キャッチ」をシーケンスのボックスの上のあたりにドラッグ&ドロップします。
2.シーケンスのボックスを削除
「トライ キャッチ」が設置できたら、ワークフロー新規作成時に自動生成されたシーケンスのボックスは不要なので、選択して削除します。
3.「Try」の中に好きなワークフローを作成
「トライ キャッチ」の「Try」の中にお好きなワークフローを作成します。
4.「Catches」にエラーの設定
「Catches」の「新しい catch の追加」をクリックします。
「Exception」というドロップダウンリストが出てくるので、「System Exception」を選択します。
「Exception」とは「例外」という意味で、「何らかの例外(エラー)が起こった時の処理」を定義します。
ちなみに「System Exception」は全てのエラーをキャッチするという意味になります。
5.メールを送信するアクティビティを追加
ドロップダウンリストの右横あたりをクリックすると「Exception」にアクティビティをドロップできるようになるので、「SMTP メールメッセージを送信」などのメール送信のアクティビティを設定したら完了です!
※「Finally」の箇所に関しては何も設定しないままで大丈夫です。
▼Gmailの設定方法は下記記事をご覧ください。
既存のワークフローに設定する場合
続いて、既に作ってあるワークフローに「トライ キャッチ」を設定する方法です。
1.「トライ キャッチ」を設置する
アクティビティ「トライ キャッチ」を既存のワークフローボックスの上のあたりにドラッグ&ドロップします。
2.既存のワークフローを「切り取り」
既存のワークフローのボックスを選択し、右クリックメニューの「切り取り」を実行します。
3.「Try」の中に「切り取り」したワークフローを「貼り付け」
「トライ キャッチ」の「Try」の中に先程「切り取り」したワークフローを右クリックメニューから「貼り付け」します。
4.「Catches」にエラーの設定 / 5.メールを送信するアクティビティを追加
あとは「新規でワークフローを作成する場合」の「4.「Catches」にエラーの設定」以降の手順と同様でOKです!
おわりに
「トライ キャッチ」、なんだかプログラミングチックで難しそうなイメージだったのですが、UiPathで使う分にはかなり簡単に実装することができました。
これで、ワークフローの途中で何らかのエラーが起こったらメールが飛んでくるようになったので、すぐに対処することができるようになりました!
ちなみにこのエラー対策、プログラミング界隈では「エラーハンドリング」というようですね。
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
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