とっちゃん@nyanco! です。
今回はWordPressで投稿やカスタム投稿をCSVインポートする時に便利な基本的なテンプレートをアーカイブするよというお話です。
業務で久々にCSVインポートしたら色々苦戦したので覚書アーカイブですにゃ~
「投稿」用CSVインポート時基本テンプレート
解説付きテンプレート
▼まずは簡単な解説とサンプルデータ付きのテンプレートはこちら。
post_name | post_title | post_type | post_status | post_date | post_content | post_category | post_tags | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
サンプル | test-post | 投稿テスト1 | post | publish:公開 draft:下書き | 2024/9/22 | 投稿内容~ | news,event | test,test2 |
サンプル | test-post2 | 投稿テスト2 | post | publish:公開 draft:下書き | 2024/10/2 | <p>タグも<br>OK!</p> | event | test |
記述方式 | 自由記述 | 自由記述 | 自由記述でない | 自由記述でない | xxxx/xx/xx形式 | 自由記述 | 自由記述でない | 自由記述でない |
解説 | スラッグ(URL) ※重複すると自動で末尾に枝番が追加される | 記事タイトル | 「post」で固定 | 記事の公開状態 | 記事の公開日時 ※未来の日時だと公開予約になる | 記事の内容 | 記事のカテゴリーを「スラッグ」もしくは「ID」で指定。 コンマ区切りで複数指定も可能 | 記事のタグを「スラッグ」もしくは「ID」で指定。 コンマ区切りで複数指定も可能 |
▼「post_category」「post_tags」にはそれぞれのスラッグ(またはID)を入力しますが、スラッグ(またはID)の確認は「投稿」→「カテゴリー」または「タグ」から以下のように確認ができます。
スラッグの方が簡単に調べられるので、基本はスラッグで良いと思いますにゃ~
インポート時に存在しないカテゴリーやタグがあってもCSVインポーターによっては自動で作成してくれることもありますが、意図せぬ結果にならないようにカテゴリーやタグはCSVをインポートする前にWordPress側で作成しておく方が望ましいです。
「post_category」「post_tags」は「投稿」のみに機能する項目で、「カスタム投稿」は「tax_{taxonomy}」で設定する必要があります(詳しくは後述)。
テンプレート
post_name | post_title | post_type | post_status | post_date | post_content | post_category | post_tags |
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post |
上記テンプレートをベースにGoogleスプレッドシートで管理しておくと、CSVダウンロードすると文字セットが自動でCSVインポートに最適な「UTF-8」になるので便利です。
「カスタム投稿」用CSVインポート時基本テンプレート
解説付きテンプレート
▼こちらもまずは解説付きのテンプレートはこちら。
post_name | post_title | post_type | post_status | post_date | post_content | tax_{taxonomy} | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サンプル | test-custom-post | カスタムテスト1 | event | publish:公開 draft:下書き | 2024/9/22 | <p>タグも<br>OK!</p> | session |
サンプル | test-custom-post2 | カスタム<br>テスト2 | event | publish | 2024/10/2 | <p>タグも<br>OK!</p> | seminar |
記述方式 | 自由記述 | 自由記述 | 自由記述でない | 自由記述でない | xxxx/xx/xx形式 | 自由記述 | 自由記述でない |
解説 | スラッグ(URL) ※重複すると自動で末尾に枝番が追加される | 記事タイトル | カスタム投稿の「値」を入力 | 記事の公開状態 | 記事の公開日時 ※未来の日時だと公開予約になる | 記事の内容 | 列名の{taxonomy}はカテゴリの「値」に置き換える必要アリ。 記事のカテゴリーを「スラッグ」もしくは「ID」で指定。 コンマ区切りで複数指定も可能 |
基本的な部分は「投稿」と共通ですが、以下の2点が異なります。
- 「post_type」:カスタム投稿の「値」を記述
- 「tax_{taxonomy}」:カスタム投稿のカテゴリー(タグ)。項目名も任意で設定する必要アリ({taxonomy}の部分に「値」を入れる)
それぞれの「値」の調べ方は次の通り。
「post_type」の「値」の調べ方
▼調べたい「カスタム投稿」の「新規投稿を追加」をクリックします。
▼新規投稿ページに切り替わった状態でURLバーに表示される「?post_type=●●●●」の「●●●●」が「値」となります。
ブラウザによってはURLバーにマウスカーソルをおかないと表示されない場合がありますにゃ~
「tax_{taxonomy}」の「値」の調べ方
▼調べたい「カスタム投稿」のカテゴリページのURLバーに表示される「?taxonomy=●●●●」の「●●●●」が「値」となります。
上記例だと「値」が「event-cat」なので、CSVの列タイトルの「tax_{taxonomy}」は「tax_event-cat」となります。
こちらもブラウザによってはURLバーにカーソルをおかないと表示されない場合がありますにゃ~
▼記事ごとに設定するカテゴリはスラッグ(またはID)で設定しますが、調べ方は「投稿」と同じ方法で確認ができます。
あれ、「tax_{taxonomy}」はカテゴリのスラッグではないんですかにゃ~??
ここが個人的に混乱しやすいポイントだと思うのですが、「tax_{taxonomy}」はあくまでCSVの列のタイトルであって「カテゴリのグループ名」みたいなものであると考えると頭の中で混同しなくなりました。
ちなみに投稿でいうところの「タグ」も、カスタム投稿では「tax_{taxonomy}」で設定します。
テンプレート
post_name | post_title | post_type | post_status | post_date | post_content | tax_{taxonomy} |
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おわりに
本記事内では「投稿」用と「カスタム投稿」用でテンプレートを分けましたが、一緒に管理してCSVに書き出して一括でインポートすることも可能です。
CSVインポートを使いこなせれば、サーバーの移転作業などの効率が爆上がりしますにゃ~
ちなみにいきなり本番環境で大量のCSVインポートは怖いよ!という場合に便利なのが、超簡単にローカルにWordPressのテスト環境が構築できる「Local(ローカル)」という無料アプリです。
詳しくは以下の記事をどうぞですにゃ~
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
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