とっちゃん@nyanco! です。
今回はSOUNDPEATS(サウンドピーツ)の低価格なのに高機能な完全ワイヤレスイヤフォン「Air4(エアーフォー)」を1週間ほど使ってみたのでリアルレビューするよというお話です。
インナーイヤー型なのにノイズキャンセリングに対応しているレアなモデルですにゃ~!
SOUNDPEATS「Air4」概要など
まずは「Air4」についての概要と特徴と詳細スペックをご紹介します。
「Air4」の概要と特徴について
「Air4」とは、一言で言うとイヤホン一筋13年の専門ブランド「SOUNDPEATS」が開発した高機能なのに1万円未満という低価格を実現した完全ワイヤレスイヤホンです。
SOUNDPEATSとは、アジアのシリコンバレーと呼ばれる中国深圳(シンセン)にて2010年に設立された、イヤホンの研究開発・生産・販売を行うイヤホン専門ブランドですにゃ〜
「Air4」の特徴をまとめると以下のとおりです。
- Snapdragon Sound(スナップドラゴン・サウンド)対応
- マルチポイント接続機能搭載
- ノイズキャンセリングモード搭載
- ゲームモード搭載
- 専用アプリ対応
なんか色々ありますにゃー!
特に凄そうな「Snapdragon Sound」とは一体なんぞやですかにゃ〜?
「Snapdragon Sound」とは、モバイル通信技術関連企業である「Qualcomm(クアルコム)社」のワイヤレスオーディオ関連技術をひとまとめにしたもので、その中でも「aptX Adaptive」という技術が中核となっています。
「aptX Adaptive」とはざっくり言うと、Bluetooth音声データのコーデック(圧縮技術)の1つで、高音質・低遅延&通信状態に応じて転送ビットレートを自動可変させるという次世代コーデックです。
おおお、「aptX Adaptive」なんだか凄いですにゃー!
次世代の高音質、聴くのが楽しみですにゃ〜!
…ただ、非常に残念ながら「aptX Adaptive」は筆者の所有するiPhoneには対応してないコーデックで、その恩恵を受けることができないことが入手後に判明しました…
※iPhoneの対応コーデックは「SBC」「AAC」のみ(執筆時現在)。「Air4」はそのどちらのコーデックにも対応しています。
にゃんと!!!それは非常に残念ですにゃ〜
筆者のように残念なことにならぬよう、「Air4」が持つ高機能をあますことなく使いこなしたい方は手持ちのデバイスが対応しているかをしっかり事前確認しておく必要があります。
「aptXAdaptive 【手持ちのデバイス名】」や「aptXAdaptive 対応デバイス」などのキーワードでGoogle検索すると情報が得られるはずです。
「Air4」の詳細スペックと外観
以下、「Air4」の詳細スペックをSOUNDPEATS公式ページより抜粋しました。
- Bluetooth仕様
Bluetoothバージョン:5.3
対応プロファイル:HSP, HFP, A2DP, AVRCP
対応コーデック:aptX Lossless / aptx adaptive / aptx / AAC / SBC
通信範囲:10M - 基本仕様
ドライバー:最先端チップ「QCC3071」を採用
本体寸法(L*W*H):53.5*24*58mm(ケース込み)
NET:約4.0g(イヤホン / 片側)約38g(充電ケース+イヤホン両側)
防水規格:IPX4 - バッテリー
バッテリー容量:330mAh(ケース)/ 35mAh(イヤホン)
最大再生時間:約6.5時間(イヤホンのみ)/ 約26時間(充電ケース併用)
イヤホン本体 充電時間:2時間
充電ポート:Type C - パッケージ内容
SOUNDPEATS Air4イヤホン
充電ケース
Type-C充電ケーブル
取扱説明書
▼パッケージ外観はこんな感じです。シンプルで高級感がありますね!
▼パッケージの中身はこんな感じです。
▼マニュアルは7ヵ国語対応で、もちろん日本語もバッチリでした。
▼充電ケースはしっかりした造りで、フタは開きっぱなしでキープできます。
▼イヤフォン本体はこちら。ブラックベースの本体とスピーカー部分の素材感がかなり高級感あります。
「Air4」のタッチ操作について
個人的に完全ワイヤレス型イヤフォンで重視するポイントは、タッチでどれだけ操作ができるかです。
大体の操作がイヤフォンタッチでできるようになってますにゃ〜!
▼タッチ操作はこの「SOUNDPEATSロゴ」が刻印された本体と違う素材部分(赤枠)で行います。
▼タッチでできる操作は以下のとおり。
- 左イヤフォン1回タップ:音量を下げる
- 右イヤフォン1回タップ:音量を上げる
- 左右どちらでも素早く2回タップ:再生/一時停止
- 左イヤフォン1.5秒長押し:ノイズキャンセリングモードオン/オフ
- 右イヤフォン1.5秒長押し:曲送り
- (着信中)左右どちらでも素早く2回タップ:電話を受ける
- (着信中)左右どちらでも1.5秒長押し:着信拒否
- (通話中)左右どちらでも2秒長押し:通話切替
- 左イヤフォン3回タップ:ゲームモードの有効化/無効化
- 右イヤフォン3回タップ:音声アシスタント(Siri/Google)を起動
気になったのは「曲戻し」ができないくらいで、概ね理想の範囲ですね。
ちなみに専用アプリを使うとタップ操作を無効にすることもできます。
SOUNDPEATS「Air4」を1週間使ってみての感想
続いて、実際に1週間ほど毎日使ってみてのリアルな感想をお届けします。
筆者の使用用途
まず、参考までに筆者の使用用途をご紹介。
主に通勤時とMoveToEarn時にワイヤレスイヤフォンを使用しております。
イヤフォンで聴くのは主にYouTubeで、下記のような教養系・雑学系コンテンツを愛聴しています。
- 中田敦彦のYouTube大学 – NAKATA UNIVERSITY
- デルタのゆっくり科学
- アバタロー
- ミルクティー飲みたい
- PIVOT 公式チャンネル
- シンプリィライフ
- 真実の目
- 本要約チャンネル【毎日12時更新】
- The Rationalist / 夏月
- Naokiman Show
- やがみ【2chスレ解説】
たま〜に音楽も聴きますが、最近はほとんどYouTubeばかりですにゃ~
なので、音楽鑑賞時の音質を重視する方にとってはあまり参考にならないかも知れませんが、たまに聴く音楽も十分な高音質で楽しめるし、専用アプリでプリセットイコライザーをポチるだけで瞬時に音の表情を変えられるし、よっぽど音質にこだわりがない限りは満足できるのでは?と言えそうです。
【比較用】筆者が「Air4」の前に使っていたイヤフォン
参考比較として、筆者が「Air4」を入手前に使っていたのは「Baseus」の完全ワイヤレスイヤフォンです。
3,000円とかなりの低価格でありながら十分な音質でしたが、駅のホームなどで接続が不安定になることやバッテリーの持ち具合が気になるポイントでした。
▼参考までにケース・イヤフォン本体のサイズ比較はこちら。
ケースは「Air4」の方が少し大きめ、イヤフォン本体は見ての通り「Air4」の柄の部分がかなり短めといった感じです。
装着感について
完全ワイヤレスイヤフォンは落として失くすのが一番怖いので、個人的にぶっちゃけ音質より重要視するのがこの装着感ですが、筆者の耳の形状と相性が良いのかかなりフィットしていい感じです。
装着時にちょっと捻りながら押し込むとよりフィットしますにゃ〜
さすがに長時間装着していると少しずつ浮いてきて落ちそうになる感じはあるものの、それはどんなイヤフォンでも起こりうることかなと。
またサイズ感に関しても長時間つけっぱなしでも耳が痛くなるといったこともないですにゃ~
操作感について
操作感についてですが、タッチ操作部分の素材が異なること、またハッキリと「面」になっていることでタップすべき場所が指の感覚で分かりやすく、誤動作することが少ないです。
ただ、1タップが「ボリューム操作」になっていることでイヤフォンが外れそうだからちょっと押し込みたいといった時にちょっと触れてしまい意図せずボリューム操作になることも時々ありますが、イヤフォンをつまむようにして押し込むとそういったことも防げるし、ボリュームが多少上下しようがそこまで気になりません。
反応も良い感じで特にストレスはないですにゃ~
「ANC(ノイズキャンセリング)機能」について
実は筆者はノイズキャンセリング搭載のイヤフォンは初めてで、あまり参考にならないかもですが正直な感想を述べます。
ノイズキャンセリングに関してレビューではあまり良い評価がされてないですにゃ~
ズバリ、劇的ではないけど実感できる効果はアリ!というのが個人的な感想です。
そもそも耳を塞ぐカナル型のイヤフォンならまだしも、外からの音が入ってき放題なインナーイヤー型で劇的にノイキャンするのは至難の業なのでは?と素人ながら思ってしまいます(インナーイヤー型でも劇的にノイズキャンセリングできるモデルがあるかもですが…)。
効果を実感できるシーンとしてすごく分かりやすいのが、無音の状態ですね。
イヤフォンを装着してペアリングした時点でノイズキャンセリングが機能し、周りの雑音の一定部分がカットされるのが分かります。
特にエアコンの起動音のような「コーーー…」と継続する音がカットされる感じですにゃ〜
「筆者の使用用途について」セクションでも述べましたが、イヤフォンの使い方として音楽を聞くより人の喋りを聞くことの方が多い筆者にとって、周りの音にかき消されて言葉が聞き取れないというストレスが少し和らいだのは事実です。
「マルチポイント機能」について
マルチポイントという機能も初体験だったのですが、いざ使ってみると結構便利です。
要は複数デバイスとペアリングを維持したままにできる機能で、具体的な挙動は以下のような感じです。
- iPhoneとiMacにペアリングする(2個目をペアリングする時だけ先にペアリングした方のBluetoothをオフにする必要があります)
- iPhoneでYouTubeを再生するとiPhoneの音が流れる
- その状態でiMacで音楽を再生するとiPhoneのYouTubeの再生が自動で止まり、iMacの音楽が流れる
- 逆にiPhoneのYouTubeを再生するとiMacの音楽が自動で止まり、iPhoneの音が流れる
複数デバイスを自動でシームレスに切り替えてくれるイメージですにゃ〜
従来だとデバイスを切り替える時はその都度Bluetoothオフにしてましたが、その手間が不要になった感じですね。
「ゲームモード」について
「ゲームモード」とは、ワイヤレスイヤフォンに起こる「音のズレ」を低減するモードで、リズムゲームなどが快適にプレイできるようになる機能です。
そういったゲームは普段やらないので特に使わないかな?と思ってましたが、ふとDAW(ダウ)でギターを録音する時のズレ対策としても使えるのでは?と試してみました。
DAWとはDigital Audio Workstationの略称で、ざっくり音楽を作成するツールのことですにゃ〜
結果…若干のズレの改善は見られましたが、利用できるレベルではありませんでした ^^;
DAWでのギター録音はレイテンシー(遅延)が起こりやすい要因がたくさんあるので、そもそもワイヤレスイヤフォンでやることではないということですね。
ワイヤレスイヤフォンでストレスなく録音できるようになればかなり快適だなぁと思ったけど、まだまだ難しいようですにゃ〜
バッテリーについて
バッテリーについてですが、一度フル充電した状態から毎日3時間ほど一週間続けて使用してケースのバッテリー残量表示が「黄色点灯(バッテリー残量10〜49%)」になっていたので、公式スペック情報「最大26時間」の通りでした。
筆者のような使い方だと、1週間に1回充電しておけばバッテリー切れの心配はなさそうですにゃ〜
ちなみに充電ケースのLEDインジケーター表示の意味は以下の通りです。
- 緑で点灯:バッテリー残量50〜100%
- 黄で点灯:バッテリー残量10〜49%
- 赤で点灯:バッテリー残量10%未満
専用アプリについて
専用アプリとして「SOUNDPEATS」というズバリな名称のアプリがあり、インストールするとアプリから下記の操作が可能となります。
- ボリュームコントロール
- アダプティブイコライザー
- イコライザー(プリセット / 任意)
- ノイズキャンセル(ANCモード / 通常モード / 外音取り込みモード)
- ゲームモード ON / OFF
- タッチ操作を全て無効 ON / OFF
アプリに関しては今のところプリセットイコライザー(SOUNDPEATSクラシック / 低音を強く / 低音を弱く / 電子音 / ポップ / クラシック / ロック / 歌謡曲 / 高音域の強調)が便利で使ってるくらいですが、「アダプティブイコライザー」という自分の耳が聞こえる周波数を測定して最適なイコライザーを作成してくれるという何気にすごい機能も気になっています。
▼アプリは下記よりダウンロード可能です。
SOUNDPEATS
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気になった点
最後に、気になる点もいくつかあるので少し触れておきます。
- ケースが少し大きい
- ケースからイヤフォンが取り出しづらい
- アナウンスのボリュームが少し大きめ
まず、以前に持っていたワイヤレスイヤフォンより若干ですがケースが大きいことが気になるポイントです。
その分バッテリーが持つので致し方ないとは思いますが…
特にパンツのポケットに入れた時の存在感が気になりますにゃ〜
また、これは「Air4」に限ったことではないですが、ケースから取り出しにくいという点も気になりました。
あと接続時やモード切替時のアナウンスのボリュームが若干大きめで、その時流れてる音声がかき消されるのも気になるといえば気になります。
総評
「Air4」の一番のウリである「Snapdragon Sound」に対応してなかったというのは残念ではあるものの、着用感・操作感・ノイズキャンセリング・マルチポイント接続・大容量バッテリーなどの点で総評としては概ね満足なイヤフォンとなりました。
毎日愛用しておりますにゃ〜
▼SOUNDPEATS「Air4」はこちらから購入できます。
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【クーポンコード】AIR4PRM10
対象商品:SOUNDPEATS Air4
開始日:2023/8/3 00:01 JST
終了日:2023/8/6 23:59 JST
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おわりに
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
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