【XLM】暗号資産ステラルーメンについて調べてみたよ

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とっちゃん@nyanco! です。

今回は暗号資産ステラルーメン(Stellar Lumens)について調べてみたよというお話です。

肉玉にゃんこ

他とは一味違う仮想通貨となってますにゃ〜

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ステラルーメンの概要

創設者はリップルの元創設者

まず暗号資産ステラルーメンとは、「ステラ(Stellar)」という個人間の国際送金・決済プラットフォームのことを指します。

肉玉にゃんこ

「ステラ」で使用される基軸通貨(ネイティブトークン)が「XLM(ルーメン)」となりますにゃ〜

ステラルーメンに非常に近い暗号資産として「リップル(XRP)」が良く挙げられますが、特徴が似ているのは創設者が同一人物であるから。

リップルを他メンバーと共同で創設したJed McCaleb(ジェド・マケーレブ)氏は、方向性の違いから2013年にリップル社を退社し、その後立ち上げたのが「ステラ(Stellar)」となります。

肉玉にゃんこ

ちなみにマケーレブ氏は「GOXした」の元ネタで有名なマウントゴックスを立ち上げた人でもありますにゃ~

例のGOX事件(ハッキングでBTCが大量流出)が起こる数年前に事業を売却してるので、事件と本人は関係ないので悪しからず。

ステラとリップルの違い

ステラとリップル、どちらも「国際送金プラットフォーム」という特徴は一致してますが、大きく異なる点が一つあります。

  • ステラ:「個人間」の取引を想定(マイクロペイメント)
  • リップル:銀行間取引など「法人間」の大規模取引を想定
肉玉にゃんこ

対象が「個人」なのか「法人」なのかという違いですにゃ〜

もう少し具体的に言うと、例えば今まで個人で「日本円」を「ドル」へ海外送金をしようとした時にかかっていた「手数料」と「時間」が、ステラを利用すると下記のようになるわけです。

送金方法手数料着金までの時間
従来のやり方(SWIFT)数千円数日
Stellar1円未満数秒
肉玉にゃんこ

数千円が1円未満、数日が数秒!!!
これは…何気にめちゃくちゃ革新的なのではないですかにゃ〜?!

SWIFT(スイフト)とは、国際銀行間の送金・決済に利用されている(事実上の)国際標準システムのことです。
直近でいうと、ロシアのウクライナ軍事侵攻の際のロシアへの経済制裁の一つとして「SWIFT排除」をしたほど、国際金融市場において欠かせないものとなってます。

肉玉にゃんこ

ちなみにこのように2つの通貨(例:日本円とドル)の橋渡しができる通貨のことを「ブリッジ通貨」と言いますにゃ〜

他の違いについても表にまとめてみました。

StellarRipple
運営中央集権中央集権
運営主体非営利営利
基軸通貨XLMXRP
基軸通貨の
発行枚数
1,000億枚発行後、
年1%ずつ追加(上限なし)
1,000億枚まで。
消費した分は減っていく(上限あり)
送金速度2~5秒4秒
ターゲット個人法人

まとめてみて筆者が思ったステラとリップルの決定的に異なるポイントを次に述べます。

「価値の安定を狙う」ステラと「価値向上を狙う」リップル

運営はステラもリップルも同じく中央集権であるものの、ステラは非営利・リップルは営利であるという点と、ステラは徐々に枚数を増やす・リップルは徐々に枚数を減らすという点から以下のような狙いが見えてきます。

  • ステラ:XLM価格の高騰(ボラティリティ)を抑えたい
  • リップル:XRP1枚の価値を上げたい
肉玉にゃんこ

ズバリ真逆の方向性ですにゃ〜
マケーレブ氏のリップル社退社は致し方なしな気がしますにゃ〜

通貨だけに限らず何にでも共通して言えるのは、数が少ない物ほど価値は上がっていきますよね。

個人利用を目的としているステラは、いくら手数料が安かろうとXLMの価格が安定しない、またはXLMの価格が高いと非常に使いにくいものとなってしまいます。

肉玉にゃんこ

だから流通量を増やし価値が高騰し過ぎないようにしているというわけですかにゃ〜
USDTなどのステーブルコインに近いイメージですにゃ〜

逆に法人をターゲットにしているリップルは、ユーザー数も取引回数も個人に比べると圧倒的に少ないので、XRPの価値を上げることによって運営利益を得ようという狙いのようです。

肉玉にゃんこ

非営利と営利の差がここに現れてそうですにゃ〜

「ステラ」の特徴

続いて「ステラ」ならではの特徴を挙げていきます。

大手企業と提携

「ステラ」は大手IT企業として有名なIBMと提携し、ステラブロックチェーンを利用した国際銀行間決済ネットワーク「World Wire」を開発しています。

肉玉にゃんこ

「World Wire」はIBMの元々のクライアント銀行から手始めに、「ステラ」の良さを活かした次世代「SWIFT」みたいなネットワークの構築をイメージしているような気がしますにゃ〜

新興国で導入されている

「ステラ」はマレーシアやインドネシアなどの新興国ですでに導入・実用化されています。

その背景としては、銀行口座を持つことができない貧困層でも「ステラ」を使うと送金・決済ができるようになるから。

肉玉にゃんこ

出稼ぎ先から母国への送金も可能というわけですにゃ〜

見事に「個人間の国際送金・決済」というステラルーメンの開発目的のままに拡がりを見せていると言えそうです。

ウクライナのCBDCで採用

ウクライナのCBDC(中央銀行デジタル通貨)開発にて、「ステラ」のブロックチェーン基盤が採用されています。

→ウクライナ政府、CBDCの開発でステラを採用

肉玉にゃんこ

CBDCとは国が発行するステーブルコインのことですにゃ〜
各国がこぞって目下開発中で、中国のデジタル人民元がリードしてる情勢ですにゃ〜

日銀とECBが進める「プロジェクト・ステラ」との関係は?

日銀(日本銀行)ECB(欧州中央銀行)が共同で進めている「プロジェクト・ステラ」というプロジェクトがあります。

→Project Stella:日本銀行・欧州中央銀行による分散型台帳技術に関する共同調査報告書(第4フェーズ)

肉玉にゃんこ

CBDCやブロックチェーン技術などについての勉強会のようですにゃ〜

この「ステラ」が「ステラルーメン」のことなのでは?と時折話題になってますが、今のところその関係性が明記された資料などはないようです。

たまたま「ステラ」という名称がかぶっただけなのか、はたまたウクライナのようにステラを基盤に開発を計画しているのか…

肉玉にゃんこ

なんだか妄想が捗りますにゃ〜

【おまけ】ステラが歩くだけで無料でもらえるアプリ

最後にオマケとして、「ステラ」の基軸通貨「XLM」が毎日歩くだけで無料でもらえるMove To Earnアプリ「ステラウォーク」についての記事をご紹介します。

参考にさせていただいた記事・動画

ステラルーメン(XLM)の今後は?将来性を予想する5つの重要なポイント | Coincheck
2019年11月にCoincheckで取り扱いが始まった暗号資産(仮想通貨)、ステラルーメン(XLM)。今後や将来性が気になる方もいるのではないでしょうか。今回はそんなステラルーメンの将来性が気になる方へ、今後の動向を見極めるポイントをご紹介します。
IBM、国際銀行6行とステーブルコインの発行で合意、ステラが基盤 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
IBMは国際的な銀行6行とIBMのステラ・ブロックチェーンを使った決済ネットワーク「World Wire」で、法定通貨と連動したステーブルコインを発行することに合意した。

おわりに

今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧

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