とっちゃん@nyanco! です。
今回はStarknet(スタークネット)のブリッジサイト「StarkGate(スタークゲート)」を使ってEthereum(イーサリアム)の $ETH(イーサ)をStarknetにブリッジしてみたのでその手順を画像付きで分かりやすく解説するよというお話です。
「Straknet」とは、イーサリアムのスケーリング問題(ユーザー増え過ぎで処理追いつかない問題)解消のためのL2(レイヤー2ソリューション)で、似たL2としてArbitrum(アービトラム)やOptimism(オプティミズム)、zkSync Era(ズィーケーシンクエラ)が挙げられます。
執筆時現在、「StarkGate」はまだアルファ段階なのでおさわりしてると何かしらのエアドロがワンチャン期待できますにゃ〜
「StarkGate」でブリッジする方法
Step0. 前提条件
本記事の内容は以下が揃っていることが前提条件となります。
- MetaMask(メタマスク)ウォレット作成済で、ウォレット内に $ETH 残高があること(ごく少額でもOK)
- Braavos(もしくはArgent X)ウォレット作成済み
MetaMask以外でもEthereumに対応したウォレット(Trust Wallet、Coinbase Walletなど)でもOKですにゃ〜
Step1. 「StarkGate」サイトにアクセス
▼まずは下記より「StarkGate」サイトにアクセスします。

▼いきなり「Terms of Service(利用規約)」が表示されてちょっと面食らいますが、サービスを利用するためには必要なので確認しながらページを下にスクロールしていきます。

▼ページの一番下まで読むと「I Accept(承諾する)」ボタンが表示されるのでクリックします。

この「利用規約」は初回だけの表示ですにゃ〜
▼早速ブリッジできそうな画面になりますが、右下の注意書きの内容(下に和訳あり)を確認して「×」ボタンで閉じておきます。

ざっくり、このサービスはアルファ版なのでバグがあるかも?みたいな内容ですにゃ〜
その分、初期段階におさわりした報酬としてエアドロが期待できるかもですにゃ〜
This is an ALPHA version of Starknet, and its Bridge. As such, delays may occur, and catastrophic bugs may lurk. Thanks, OGs, for trying it at this early stage.
【DeepL翻訳】これはStarknetとそのブリッジのアルファ版です。そのため、遅延が発生したり、致命的なバグが潜んでいる可能性があります。OGの皆さん、この初期段階で試してくれてありがとう。
この後、MetaMaskなどのウォレットを接続していきますが、アルファ版のサービスに接続するのが不安だという方はメインウォレットではなくサブウォレットで接続することを強くオススメします。
Step2. 2つのウォレットを接続
▼続いて2つのウォレットの接続をおこなう必要があるので「Connect Wallets(ウォレット接続)」をクリックします。

zkSync EraやArbitrumのブリッジサイトはMetaMask1つに接続するとブリッジできましたが、「StarkGate」はEthereumとStarknetそれぞれのウォレットに接続する必要があります。
今後、MetaMaskに「Starknet」ネットワークが対応したらMetaMaskに接続だけで済むようになるかと思いますにゃ〜
▼まずは「Ethereum」対応のウォレットから接続していきます。「Get started(始める)」をクリックします。

▼「Select your wallet(ウォレットを選択)」と表示されるので任意のウォレットを選択します。本記事では「MetaMask」で進めていきます。

▼MetaMaskウィンドウが起動し、ロック解除のパスワードを入力して「ロック解除」ボタンをクリックします。

すでにロック解除済ならモチロンはスルーでOKですにゃ〜
▼「MetaMaskを使用して接続」と表示されるので上部に表示されたドメインが「starkgate.starknet.io」であることを確認し、MetaMask内に複数アカウントがある場合は接続したいアカウントにチェックを入れ「次へ」ボタンをクリックします。

▼サイトに許可する操作が表示されるので確認して、問題なければ「接続」ボタンをクリックします。

▼「Nice! Now let’s connect your Starknet wallet(いいね!では、Starknetウォレットに接続してみましょう)」と表示されたら接続OKです!続いて「Connect Starknet wallet(スタークネットウォレットに接続)」をクリックします。

▼Starknet対応のウォレットで接続可能なのは「Braavos(ブラーヴォス)」「Argent X(アージェントエックス)」の2つしかないのでどちらかを選択します。本記事では「Braavos」で進めていきます。

▼先程のMetaMaskと同様に「Braavos」での接続を承認していきます。「Approve(承認する)」をクリックします。

ちなみにウィンドウ右上の「SN Mainnet」とは「Starknet Mainnet」の略称のことですにゃ〜
▼「Welcome to StarkGate(スタークゲートにようこそ)」と表示されたら両ネットワークのウォレット接続完了です!「Continue(続ける)」をクリックします。

これでブリッジできる準備が全て整いましたにゃ〜!
Step2. L1↔L2のブリッジをする
▼早速ブリッジしていきますが、簡単に「Deposit(入金)」画面の解説です。

①「Deposit」「Withdraw」切り替え
②ブリッジ元のチェーンなどを変更
③ブリッジ元の接続ウォレットの残高
④ブリッジしたい金額の入力欄
⑤ブリッジしたいトークンを変更(WBTC、USDC、USDT、DAIなど)
⑥「Deposit」「Withdraw」切り替え
⑦ブリッジ先チェーン表示
⑧ブリッジ先の接続ウォレットの残高
②のブリッジ元チェーンは、PolygonやArbitrumなどのチェーンが選べる他、FiatやCoinbaseなどの暗号資産取引所(CEX)からも対応しています。
▼ちなみに「Withdraw(出金)」タブに切り替えるとこのようにブリッジ元とブリッジ先が逆になります。

- Deposit:「入金」なので、Starknetへ資金を入金
- Withdraw:「出金」なので、Starknetの資金を別チェーンに出金
DepositがL1(Ethereum)からL2(Starknet)へ、WithdrawがL2からL1へという流れとなりますにゃ〜
注意点として、他のL2ブリッジにも言えることですが下記特徴があることを理解しておく必要があります。
【L1→L2】ガス代:高い 送金速度:速い
【L2→L1】ガス代:安い 送金速度:遅い
▼今回はEthereum MainnetからStarknet Mainnetへごく少額の0.001ETHをブリッジしてみます。「0.001」と入力して「Transfer(送金)」ボタンをクリックします。

▼MetaMaskウィンドウが開き、参考ガス代(手数料)を含めた合計金額が表示されるので確認して問題なければ「確認」ボタンをクリックします。

ガス代が安いのあくまで「Starknet」上の話であって、Ethereum上のガス代は時間帯によっては超高額になるので要注意です。
▼「MetaMask confirmation…(メタマスク確認中…)」と表示されるのでしばし待ちます。

▼「Transaction sent(トランザクション送信済)」と表示されたらOKです!警告っぽい案内文を確認(下に和訳あり)して「Close(閉じる)」ボタンをクリックします。

This is an Alpha version
Completing a Ethereum → Starknet transfer may take up to several hours depending on the congestion. It may take a while for your wallet balance to update.
【DeepL翻訳】これはアルファ版です
イーサリアムからスタークネットへの送金完了には、混雑状況により数時間かかる場合があります。ウォレットの残高が更新されるまで時間がかかる場合があります。
▼注意書きでは送金完了まで数時間かかる場合があるとありましたが、今回は数分後にStarkGateを確認すると「Starknet」側の残高に「0.001 ETH」が反映されていました!

▼「Braavos」ウォレットでも同じく確認ができるはずです。

おわりに
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
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