iPhone7からiPhone12 PROへ「クイックスタート」という機能を使ってのデータ移行の過程をざっくりメモしておきます。
事前に準備したこと、所要時間、「クイックスタート」完了後の状態や再設定したことなどをまとめておきました。
これからiPhoneを機種変更する方の参考になれば幸いです。
はじめに注意事項
同じアプリでも、使い方やバージョンによっては本記事の結果とは異なる可能性があります。
特に銀行系のアプリは、最悪お金が引き出せなくなる事態になるかもなのであくまで自己責任の元、参考にしてください。
「クイックスタート」とは?
「クイックスタート」とは、iOS 12.4以降で使用できる「データ移行ツール」です。
なんと、新しいiPhoneと古いiPhoneを並べておくだけで機種変更時のデータの引継ぎができてしまうというとても便利な機能!
「クイックスタート」については、こちらの記事が詳しく分かりやすいです。

ひと昔前はiCloud経由でデータ移行していましたが、iCloudにバックアップしておく必要もなく、機種変更がかなりお手軽になったなぁという感じです。
(何かあった時のために、日頃バックアップしておくに越したことはないですが)
「クイックスタート」は「データ移行」というか「データコピー」
実際に「クイックスタート」を使ってみて分かったことは、「クイックスタート」はデータ移行というより旧iPhoneから新iPhoneへのデータコピーのようですね。
「クイックスタート」完了後も旧iPhoneにはデータがまるまる残っていました。
つまり、旧デバイスが手元にあればデータ移行が不完全だったとしても大概のことは何とでもなると言えます。
「クイックスタート」を行う前にした事
「クイックスタート」を行う前にした事前準備はわずかです。
「iPhoneを探す」をオフ
「設定」>「設定上部の名前」>「探す」>「iPhoneを探す」>「オフ」に切り替え >「Apple IDパスワード」を入力し「オフにする」でOK!
Google Authenticator での二段階認証を解除
Google Authenticator(認証システム)、主に仮想通貨取引所などの二段階認証に使っていましたが、こちらは使えなくなるとほんとに困るので全て二段階認証を解除した状態にしておきました。
二段階認証を解除するともちろんハッキングリスクは高まるので、データ移行が完了したらすぐに再設定が必要です。
事前に準備したことは以上です。
LINEはトーク履歴を引き継ぎたいなら事前にバックアップする必要あり、と書かれた記事が結構ありましたが、必要なら後からでも古いiPhoneからバックアップできるだろうし、最悪トーク履歴が消えても別に良いかという軽い気持ちだったので特に何もせず。
結果、「クイックスタート」だけでトーク履歴もバッチリ引き継げていました(着せ替えだけ再設定が必要でしたが)。
「Apple Pay」を利用している方は要注意!
Apple Payでクレジットカードなどを登録している方はそのカードの種類によっては「クイックスタート」だけでは引き継がれないものもあるようです。
詳しい記事はこちら→Apple Payの引継ぎ方法|iPhoneへ機種変更後の注意点
「クイックスタート」にかかった所要時間
参考までに、筆者の旧iPhoneには約100GBのデータが保存されており「クイックスタート」完了までにかかった時間は約45分でした。
「クイックスタート」という割には時間かかってるやんと思われるかもですが、データコピーに要する時間がほとんどで、その間はほったらかしでOKなのでとても楽です(もちろん、その間はiPhoneを使うことはできませんが)。
「クイックスタート」完了後はiPhoneが使えるようになりますが、Apple製以外のアプリはこの段階から順次ダウンロードが開始されます。
アプリの数にもよりますが、これも結構時間かかるので厳密に言うと全アプリダウンロード完了するまでが「クイックスタート」と言えそうです。
「クイックスタート」完了後の状態
ここからは「クイックスタート」完了後したことなどのメモです。
すぐに今まで通り使用できたアプリ
ログイン情報もそのままコピーされ、そのまますぐに使用できたアプリ群はこちら。
- Amazon
- エディオン
- Auto Feeder
- OBC Myタイムレコーダー
- 片手キーボードPRO
- KingBox
- Google Adsense
- Google アナリティクス
- Google ドライブ
- Google フォト
- Google Home
- Google Map
- クックパッド
- Chrome
- コイン相場
- Coke ON
- ココナラ
- Gmail
- GU
- ショートカット
- SUUMO
- SUZURI
- スピラル
- スプレッドシート
- ZOZOTOWN
- Dynalist
- タイムズカーシェア検索
- TimeTree
- WTW BEST CAM
- T-POINT
- discord
- Textforce
- 東急ハンズ
- Dropbox
- Nature Remo
- NITORI
- にゃんこ大戦争
- NECOMESHI FEEDER
- Note
- ピッコマ
- PayPay
- Health Mate
- ポイントリーダー
- ホットペッパー Beauty
- Ponta カード
- Microsoft Teams
- MySoftBank
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- Mirrative
- Messenger
- メルカリ
- Yahoo!乗換案内
- ヤマダデンキ
- YouTube
- YouTube Studio
- YouTube Music
- UNIQLOアプリ
- ゆびほる
- ラクマ
- 連絡先
- Robin
- LOFTアプリ
- WordPress
- WowApp
我ながらアプリの数が多いですね… ^^;
ほとんどがそのまま使える状態で移行されており、シンプルにビックリです。
ログイン必要
再度ログインを求められたアプリがこちら。
- H Band(スマートウォッチ再接続要)
- CASH(SMS認証)
- ZOOM
- Smart Life
- SEIMS
- ぴたコイン(事前に電話番号登録必要)
- 三菱UFJ銀行
- 楽天カード
- 楽天市場
- リモートデスクトップ
- OneDrive
その他
仮想通貨のウォレットを複数管理できる「GO!ウォレット」というアプリは、各ウォレットをバックアップなり秘密鍵などでインポートする必要がありました。
SIMカード入れ替え後
以下はSIMカードを新機種に入れ替えた後じゃないと上手く引き継げなかったアプリ。
- Telegram(SMS認証)
- LINE(SMS認証)
- LINE Pay(新iPhoneでLINEアプリでログインしてから)
再設定が必要だったこと
「Apple Pay」の設定
筆者は「PONTAカード」「楽天カード」をApple Payに登録していたのですが、そのうち「楽天カード」だけが自動登録されていなかったので、「楽天カードアプリ」から再登録をしました。
新iPhoneで再登録確認後、旧iPhoneのApple Payから念のため削除しておくと安心ですね。
Bluetooth機器の設定
ブルートゥースに関しては何も引き継げなったようで、ワイヤレスイヤホンやワイヤレスキーボードなど、再度ペアリングする必要がありました。
LINEの着せ替え
LINEアプリは「着せ替え」の設定と、購入スタンプのダウンロードが必要でした。
おわりに
「機種変更はアプリやデータのバックアップが超面倒くさい…」と思っていたのですが、この「クイックスタート」のおかげでめちゃくちゃ楽になってて感動でした。
また、オンライン機種変更なら旧デバイスは下取りに出すまでは手元にあるわけだし、SIMカードを入れ替えた後でもWi-FiやBluetoothで新デバイスやパソコンとのやり取りもできるので、何か不具合があっても何とでもなるという安心感もでかいです。
(ただ、データ移行後は速やかに全てのアプリが正常に起動するかの確認はした方が良いです。特に銀行などのファイナンス系!)
「クイックスタート」と「オンライン機種変更」の組み合わせ、最強です!
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
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