とっちゃん@nyanco! です。
今回はOS問わず、無料で簡単に導入できるブラウザ拡張機能RPA「Selenium IDE(セレニウム アイディーイー)」のご紹介です。
クロスプラットフォームなRPAツール
WindowsにはUiPathやWinActorなどRPAソフトはいくつかありますが、MacにはRPAと言えるのはOS標準のAutomatorくらいでした。
が、ようやくMacでも「これは使える!」と思えるRPAと出会えました!
「Selenium IDE」という、ブラウザ(Chrome、Firefox)の拡張機能(アドオン)として無料で使えるRPAツールです。
ブラウザ操作限定という制限はありますが、最近はブラウザでできることも多くなってきたし、これからよりその傾向が強くなっていくと思うので、十分に活躍するRPAだと言えるかと。
Selenium IDEの良いところ
導入が簡単
従来のRPAツールはソフトとしてインストール・アカウントの作成・アカウントのアクティベートなど使えるようになるまで一手間も二手間もかかりました。
その点このSelenium IDEはとにかく導入するのが簡単です。
何せブラウザの拡張機能なので、ブラウザがインストール済みであればものの数分で導入できます。
▼Chrome用拡張機能
▼Firefox用アドオン
WindowsでもMacでも使える
ブラウザベースなので、WindowsでもMacでもOS問わず使えるのが何より便利です。
しかも、作ったプロジェクト(プログラム)もOS問わずに使いまわしができるので、Dropboxなどクラウドストレージにプロジェクトファイルを保存しておけば別のパソコンでも利用可能です。
他人に共有しやすいのも良いですね。
コードが書けなくても大丈夫
RPAはプログラミングの知識がないと無理では?という方でも、ブラウザの操作を記録してくれる機能があるので大丈夫です。
もちろん、プログラミング知識があればあるほど複雑なことができるようになりますが、簡単なルーチンワーク(フォームの自動入力など)であれば非エンジニアな方でも自動化できるようになるはずです。
起動・動作が速い
ソフトを立ち上げるわけではないのでとにかく起動・動作させるまでが速いです。
またRPAの動作自体も速く、処理が速すぎてページの読み込みが追いつかずエラーになることもしばしば。
その辺はコマンドで数秒待機させるとか、オブジェクトが読み込まれるまで待つといった工夫で対処できます。
バックグラウンドで動作する
ウィンドウをアクティブにしておかなくてもバックグラウンドで動作するので、別ウィンドウで作業をすることができます。
RPAとしてはこれができないと、動作している間パソコンが使えなくなるので、ある意味必須機能ですね。
コマンドによってはアクティブウィンドウでなければ動かないものもあるかも知れませんが、クリックや入力など簡単な動作であれば今のところ問題なくバックグラウンドで動いてくれてます。
おわりに
もともとSeleniumというブラウザ自動化フレームワークがああり、Selenium IDEはそのブラウザ拡張機能版といった感じですが、本家Seleniumは環境構築が一手間かかるのでこの手軽さはRPA入門としても最適なのでは?と思ってます。
ブラウザ上のルーチンワークが多い人には大いに役に立つRPAツールではないかと確信しています!
UiPathと併行しつつ、このSelenium IDEもこれから深堀りしていきます。
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
コメント