とっちゃん@nyanco! です。
今回は海外のプロジェクト案内等で良く見かける「UTC(協定世界時)」という時間表記について調べてみたよというお話です。
ズバリ結論は、「UTC」に+9時間で日本時間になるですにゃ〜
「UTC(協定世界時)」と「JST(日本標準時)」
暗号資産界隈に関わっていると、運営側はほとんど海外の人たちなので運営からのアナウンスは基本英語となります。
英語であっても今の時代はGoogle翻訳やDeepL翻訳があるので内容はだいたい理解できますが、下記のようなメンテナンス時間の案内くらいは翻訳を通さずともパッと見て理解できるようになりたい!と思ったのが調べようと思ったきっかけです。
The specific maintenance update time is: UTC 12PM, Feb 15th – UTC 1PM, Feb 15th
なんとなく「2月15日午後0時〜午後1時までメンテナンスするよ」といった感じですかにゃ〜?
上記で大体は正解なんですが、肝心の時間が間違っております。
ここで重要になってくるのが時刻表記の前の「UTC」という文字です。
「UTC」とは「協定世界時」
そもそも「UTC」とは「Universal Time, Coordinated」の略で、直訳すると「調整された世界時間」となり、今の世界の標準時として使われている時間です。
地球には時差があるので、国をまたいでアナウンスをする際にはこういった標準時を使って案内されるというわけですにゃ〜
ちなみに「UTC」ができる前は「GMT(Greenwich Mean Time:グリニッジ標準時)」が世界標準時として使われていましたが、この「GMT」だと長期的に見ると微妙なズレ(100年で約18秒)が生まれてくるとのこと。
グリニッジとはイギリスのロンドン郊外にあるグリニッジ天文台のこと。
グリニッジは全世界の経度の原点(経度0度)として採用され、通称グリニッジ子午線とも言われます。
そのズレを人工的に調整したのが「UTC」で、「UTC」と「GMT」はほぼイコールといった認識で良さそうです。
「UTC」の「Universal Time, Coordinated」の「Coodinated(調整された)」は、「GMT」を調整したという意味となりますにゃ〜
「JST」とは「日本標準時」
「世界標準時」に対し「日本標準時」というのもモチロンあります。
「JST(Japan Standard Time:日本標準時)」というストレートな英語の略称がソレですね。
「JST」は「JSTM」と表記されることもありますが、「M」を省略しているだけで同じ意味です。ちなみに「M」は「Meridian(子午線)」のことで、日本の標準時である東経135度子午線(兵庫県明石市)を意味しています。
「JST」は「UTC」より+9時間の時差がある
「UTC」と「JST」の意味は分かりましたが、肝心なのは「UTC」の時間表記を見てパッと日本時間に脳内変換できるか?という点ですが、下記のようにめちゃくちゃ簡単でした。
「UTC」+ 9時間 = 「JST」
つまり「UTC」の基準である「イギリス」と「日本」との時差である「9時間」分足すだけで日本時間になります!
当たり前といえば当たり前なことなのかもですにゃ〜
これを踏まえて、先程紹介したアナウンスを再度見てみると…
The specific maintenance update time is: UTC 12PM, Feb 15th – UTC 1PM, Feb 15th
+9時間ということは
「2月15日午後9時〜午後10時までメンテナンスするよ」
ということになりますかにゃ〜?
ズバリ正解!一度覚えたら簡単ですね!
【おまけ】「UTC」基準の表記も良くある
「JST」を意味する表記として、以下のように「UTC(GMT)」基準での表記をされることも良くあるので、覚えておくと役に立ちます。
- UTC+9
- UTC +0900
- UTC +09:00
- GMT +09:00
プラス9時間が「+9」などに略されてるだけで、一度分かってしまえばなんてことないですにゃ〜
参考にさせていただいたサイト様

おわりに
子午線とか東経135度の兵庫県明石市が日本標準時とか、なんだか昔に習ったことを思い出して懐かしくなりましたね〜
今回も勉強になりました!
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
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