【Shotcut】クロマキー合成のやり方【クロマキー:シンプル】

本ブログはアフィリエイト広告を利用しています

クリエイティブ
クリエイティブ
この記事は約4分で読めます。

とっちゃん@nyanco! です。

今回は「Shotcut(ショットカット)」でのクロマキー合成のやり方【クロマキー:シンプル】の解説です。

本記事は良くある「人」×「背景」の合成ではなく、「(簡素な)アニメーション」×「背景」の合成がテーマとなります。

肉玉にゃんこ

完全なフリーソフトである「Shotcut」ですが、ちゃんとクロマキー合成もできちゃいますにゃ〜

スポンサーリンク

クロマキー合成とは?

そもそもクロマキー合成とは、映像の特定の色を透過させて別の映像と合成させる技術のこと。

肉玉にゃんこ

グリーンバックブルーバックと呼ばれる緑一色・青一色の背景の前で撮影するアレですにゃ〜

クロマキー合成と言えばほとんど「人間」と「背景」の組み合わせですが、今回は簡単なアニメーション映像」と「背景」という組み合わせとなります。

合成前と仕上がりはこちら

合成前の動画(ベース動画)

こちらはベース(背景)となる動画です。

我が家のにゃんこ、ムギにゃんのちょいちょい飲みムービーです。

合成前の動画(クロマキー合成素材)

こちらがクロマキーでベース動画の上に合成させる動画です。
背景のグリーン部分を透過させて合成します。

ちなみにこのクロマキー合成素材であるアニメーションムービーも、静止画を組み合わせてShotcutで編集して作成したものです。

透明にしたい部分の色を、透明にしたくない部分で使ってない色かつ、近似色でない色にするのがキレイに仕上がるコツです。

仕上がり

仕上がりはこんな感じです。

なかなか綺麗に仕上がりました!

ちなみに今回の例では、クロマキー合成素材が見やすいように、ベース動画の上に不透明度を下げた黒のオブジェクトをかましています。

「nyanco! channel」のロゴは透過pngデータなので、クロマキー合成をしなくとも配置するだけで透過されます。本記事のクロマキー合成とは関係ありません。

クロマキー合成方法

素材をプレイリストに登録してトラックへ

今回は例として下記のような素材を使っていきます。

  • ベース動画
  • クロマキー合成素材
  • ロゴデータ(透過pngデータ)※クロマキー合成とは関係なし
  • 黒オブジェクト(クロマキー素材を見やすくするために配置)

素材を下記のように4つの映像トラックに配置します。

フィルタ「クロマキー:シンプル」

①クロマキー合成素材を選択した状態で、映像フィルタから②フィルタ「クロマキー:シンプル」を追加すると、今回の例のようなシンプルなムービーだとこの時点でもうざっくり透過されます。

この時点で透過されない場合は、フィルタパネルにある「キーカラー」のスポイトアイコンをクリックして、透過させたいカラーをクリックしてください。

ざっくり透過はされてますが、拡大して見てみるとイラストのフチに透過させたいグリーンが少し残っていますね。

フィルタパネルの「距離」という数値を少し大きくしてみると、フチに残っていたグリーンが消えました!

ただプレビューではキレイに見えても、動画に書き出してみるとフチにまだグリーンが残ってる場合があります。

これ以上「距離」の数値を大きくすると透過させたくない箇所にまで影響が出てくるので、その場合は別の調整フィルタを追加します。

フィルタ「アルファチャンネル:調整」

クロマキー合成素材に映像フィルタからフィルタ「アルファチャンネル:調整」を追加し、下記のように設定します。

  • モード:減少Soft
  • 総量:任意の数値(今回は40.0%)

これで動画に書き出すと、キレイに透過させることができました!

プレビューではフチがギザギザに見えてますが、書き出すとキレイに仕上がります。
細かい箇所はプレビューだけの確認では難しいので、都度書き出して確認する方が早いです。
ただ、長い動画だと書き出しに時間がかかるので、短い動画でテストする方が効率良しです。

あとはフェードアウトなどの調整をして完成です!

参考になった動画

とても参考になった動画です、ありがとうございます!

おわりに

フリーソフトなのにクロマキー合成もできちゃう「Shotcut」、改めて凄いです。

ちなみにクロマキーのフィルタは「クロマキー:高度」という上級者向けのより細かく設定ができるものもあります。

筆者はまだ使いこなせてはいませんが… ^^;

本記事がどなたかの参考になれば幸いです。

今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧

コメント