とっちゃん@nyanco! です。
今回は無料なのに高機能動画編集ソフト「Shotcut(ショットカット)」の映像フィルタ「フェードイン・フェードアウト」が効かない!けど解決したよというお話です。
キモは「黒でフェードの代わりに不透明率を調整」ですにゃ〜
映像のフェードイン・アウトが機能しない…
動画編集で複数の映像をつなげる時などに便利な「フェードイン・フェードアウト」機能、とても基本的な機能ですよね。
Shotcutにももちろん「フィルタ」機能として「映像のフェードイン」「映像のフェードアウト」が用意されているのですが…
フィルタを設定してもなぜかフェードしないですにゃ〜
と困ったことに出くわしまして。
プレビューだけの問題?と思い書き出してみるもやはりフェードせず…
Shotcutの調子が悪いのか?と思い再起動してみるも変わらず…
Shotcutのバージョンを確認するも現段階では最新バージョン…
パソコンに高負荷がかかってる?と思い他のアプリは閉じてみるも変わらず…
ならばとパソコン本体を再起動するも変わらず…
超基本的な機能なだけに上手く動いてくれないと編集が思うように進まずストレスMAXですにゃ〜
以前は普通にできていたのになぜ?新バージョンのバグなのか?と思いつつ色々調べてみたところ、原因と解消法が分かったので共有いたします!(結論、バグではありませんでした)
解決策「黒でフェードの代わりに不透明率を調整」をオフにする
ズバリ解決策は、「映像のフェードイン」「映像のフェードアウト」のオプション設定である「黒でフェードの代わりに不透明率を調整」をオフにするでした。
▼具体的に言うとこのチェックボックスのチェックを外すでOKです!
おおお、呆気なく解決しましたにゃーー!!
デフォルトでは「黒でフェードの代わりに不透明率を調整」にはチェックは入ってないはずなのですが、何かの拍子にチェックしてしまっていたのが原因だったようです。
元々チェック入ってないのにフェードイン・フェードアウトが効かない場合は、別の原因が考えられます。
Shotcutの「映像のフェードイン・アウト」の仕組み
というか、この「黒でフェードの代わりに不透明率を調整」はそもそもどんな時に使うんですかにゃ〜?
こちらの機能ですが、Shotcutがどういう仕組みでフェードしているかを理解すると分かりやすいので、筆者なりの認識をざっくり解説します。
「黒でフェードの代わりに不透明率を調整」がオフの場合 ※デフォルトはこちら
【フェードイン】黒ベタから徐々に映像が表示される
【フェードアウト】映像から徐々に黒ベタになる
「黒でフェードの代わりに不透明率を調整」がオンの場合
【フェードイン】映像の不透明度が「0(透明)」から徐々に「100(不透明)」になり映像が表示される
【フェードアウト】映像の不透明度が「100(不透明)」から徐々に「0(透明)」になり映像が透明になる
「黒でフェードの代わりに不透明率を調整」という文字通りの挙動ではあるのですが、これが「オン」である場合その映像があるトラックより下のトラックに何もないと無効になるというちょっとしたクセ(?)がある点を認識しておく必要があります。
??どういうことですかにゃ〜??
要はフェードをかけたい映像の下に何もないと、映像の透明度を下げても何も表示するものがないので何も起こってない(フェードが起こらない)ように見えるという感じです。
…分かるようでイマイチ分かりませんにゃ〜
つまり、一番下にあるトラック(通常は「V1」)の映像にフェードイン・フェードアウトをかけるのであれば「黒でフェードの代わりに不透明率を調整」のチェックは外すべし!となります。
とりま、それだけ覚えておくだけでも良さそうですにゃ〜
逆にいうと、フェードをかけたい映像の下のトラックに映像や静止画・色ベタなどがあり、それに馴染ませてフェードさせたい時のみに「黒でフェードの代わりに不透明率を調整」にチェックを入れる感じですね。
参考になったWebページ
今回の件で参考になったのはShotcut公式フォーラムの「“Fade in video” not working properly(「ビデオのフェードイン」が正しく機能しない)」という記事でした。
Shotcutのリーダーの方が直々にレスされてるので興味ある方はどうぞですにゃ〜
(英語だけど)より詳しく解説がされてますにゃ〜
おわりに
本記事がどなたかの参考になれば幸いです。
今回は以上となります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました!
それではまた〜✧٩(ˊωˋ*)و✧
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